『Kingdom Come: Deliverance』レビュー:中世ヨーロッパ生活を楽しめるシミュレーターRPG 

 週末フリープレイで、硬派なリアル中世再現オープンワールドRPG『Kingdom Come: Deliverance』を、3~4時間ほどプレイしてみました。
 序盤のプロローグ的な部分を終えたあたりです。

1:リアル中世が舞台だと、ゲーム的にはわりと地味

 このゲームは舞台がリアル地球15世紀のチェコはボヘミア地方。
 史実を再現しているので、ファンタジー的な「魔法」とか「モンスター」は出てきません。
 剣を使って、敵の兵士や山賊といった人間を相手に戦います。

 で、こう書くと「へー、そういう設定もおもしろそうじゃん」と思うかたもいるかもしれませんが、ことゲーム的な側面から見ると、魔法もなけりゃモンスターもいないゲームって、地味で単調で飽きやすいです。

 だって、戦闘をタイミングをはかりながら武器を振り回すだけ。敵はいつも似たような相手ってことですからね。

 まぁ戦闘はコンボとかカウンターとかあって、「単調」とは言い難い部分もあるんですけど、「少ない技でコンボとカウンター重視の格闘ゲーム」が、RPGのエンカウント戦闘システムとして適当かどうかは、賛否が分かれると思います。

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↑リアル系らしく「食事」「睡眠」などの要素もアリ。食べないと死ぬし、
寝なくても死ぬ。序盤は食糧確保も大きな課題となる。


2:「ロールプレイング」という言葉通りのゲーム

 ファンタジーな要素がないがゆえに、世界に「リアルさ」がうまれ、物語への没入感や感情移入のしやすさが、ファンタジー系よりも高いと思います。
 たとえば、スカイリムやウィッチャーでも、このゲームと似たようなプロットのクエストはあるのですが、魔法もモンスターも出てこない本作の方が「現実感」が圧倒的に高いです。

 「中世に生きたら、こんな感じなのかなぁ…」を、体感しやすかったです。

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↑ビジュアルクオリティはかなり高め。レベルデザインがよくできていて、歩いているだけで
楽しくなってくるほど。中世ヨーロッパの風景を楽しみながら探索できる。


3:「世界史とゲームが好き」な人におすすめ

 RPGとして見ると正直微妙ですが、中世ヨーロッパ体感ゲームとしてみると、このゲームの特異性が際立ちます。

 ちょっとした街でのイベントや、人との関わりを見ているだけでも、ヨーロッパの文化や習慣、人と人のコミュニケーションはこんな感じなんだなぁ…というのが伝わってきて、実に興味深かったです。

 ゲームの舞台となる15世紀チェコについての政治・人物・生活・歴史などの豆知識が、ゲーム内で閲覧できることもあり、「中世ヨーロッパの歴史を知りたい」人には、かなりおすすめです。

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↑事典の充実度はかなり高い。ちょっとした世界史ウンチク本クオリティ。ちなみに日本語は
有志MOD。この膨大なテキストを翻訳してくれた人達に深く感謝!




おまけ:クラッシュが多すぎて困る
 ゲーム本編とはちょっと外れるのですが、僕の環境だと、わりとクラッシュが頻発しました。
 だいたい1時間遊ぶと不正終了する感じ。

 オートセーブはあるのですが、間隔がかなり長め。
 しかも、手動セーブは「特定アイテムを消費して行う」スタイルなので、気軽にセーブできません。
 結果、数十分単位で巻き戻される自体がしょっちゅうありました。
 正直かなり萎えます。

 MODでセーブ制限を解除できるので、そちらの導入は必須かと。
 それでも、セーブ忘れで巻き戻される恐れは低くないですが…

 最近、Steamゲーの「バグ多すぎゲーム」増えてきましたよねぇ…。
 一時期はかなり減ったと思ったんですけど。
 小さいメーカーの参入が増えてきた証と、好意的に捉えておこう…
 

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[ 2019/09/08 22:27 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)


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