ARMSを15時間ぐらいプレイしました。
基本的に対CPU戦のみで、通信対戦はほとんどやってません。
プレイはグリップコン。いいね持ちも少し試しましたが、アナログ暴発&移動が辛すぎたのでヤメました。
以上、比較的「あっさりプレイ」したうえでの感想です。
少々ネガり気味なところが多いので、ARMS大好きなお方はこの先へ進まれないことをオススメします。
プレイした感想は「できることが減った”はじめの一歩”」といった感じ。
”はじめの一歩”が分からなければ”4Dボクシング”でも可。
「できることが減った」というのは、単純に攻撃のバリエーションが少ないってこと。
ARMSでは、パンチの種類は基本的に「ストレート」と「フック」のみ。
ボクシングゲームなら顔面とボディを打ち分けられるけど、ARMSは高さの概念がほぼ無いのでまっすぐ撃つだけ。
ボクシングゲームはコンビネーション攻撃が可能だけど、ARMSは基本的に「左右1発ずつ」しか撃てないので、3発以上のコンビネーション攻撃ができない。
さらに、上下の打ち分けができずアッパーも無い時点で、コンビネーションのバリエーションが少ない。
そしてほとんどの格闘ゲームにある「必殺技」的なものがないため、バトルは基本技を延々と撃ち合うという地味なモノに終始します。
そのうえ「出せる技が全キャラで共通」なため、キャラクターの個性がいまいち希薄。そのため、キャラを変えてプレイしても同じような戦い方になって、飽きるのが早いという欠点も感じました。
あと、残念だったのは、ガン待ちプレイが強すぎること。
格闘ゲームは基本的に待ちが強くなる傾向にありますが、ARMSはそれが顕著。
待つことのリスクが少ない&一方的に攻めて崩すことが難しいせいで、仕掛けることを躊躇しがちに…。
結果、自分と同等、もしくは自分より強い相手と戦うと、どうしてもカウンター狙いの待ちプレイになってしまいます。
もちろん、対戦プレイをくり返して上級者になっていくと、そのあたりの問題点が解消される可能性は高いと思うんですが、いかんせん、そこに至るまでの期間が長すぎる。
最初に書いた「できることが少ない」という仕様のため、自分がうまくなったことを認識しづらい=モチベーションを保ちにくいこともあり、「駆け引き」を楽しめる腕前になる前に飽きて止めてしまう可能性が高いと思います。
残念。
と、ちょっと厳しいことを書きましたが、格闘ゲームとして「操作がシンプルで、勝敗は駆け引きによって決まる」というのは、なかなかのポジティブポイントだとも思います。
世の多くの格闘ゲームは操作が複雑怪奇。
初心者は「技が出せない」「打ち分けコンボの守り方が分からない」なんて理由で負けていて、「戦う」以前の部分で門前払いくらってました。
その点、ARMSは覚えることが少なく、難しいコマンド入力やフレーム回避といった凡人には敷居が高い操作も不要。
戦いの勝ち負けの大部分が「駆け引き」によって決まるというのは、大きな魅力だと思います。
総じて、いろいろ「惜しい」ゲームという印象です。
正直、5000円越えはちょっと高いけど、3000円ぐらいでなら納得して楽しめるかなぁ…。
まぁ値下がり待ってたら過疎っちゃうかもしれないので、そうも言ってられないでしょうけどorz
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