今年の5月21日月曜日の朝6時過ぎから9時頃にかけて、日本の太平洋側の多くの地域で
金環日食 を観察できます。日本で中心食キターーーー!
太陽の一部が欠ける「部分日食」と違い、金環日食は「太陽が月によってほぼ全て隠される」という非常にレアな日食です。
金環日食は、完全な日食ということで我々の頭に真っ先に浮かぶ「皆既日食」と違い、空が真っ暗になったり、ダイヤモンドリングが見えたりはしませんが、一方で太陽の光がリングのようにクッキリ浮かび上がるという特徴があります。
日本で金環日食が見えるのは1987年の沖縄以来25年ぶり、次に見えるのは18年後の、2030年北海道。
ちなみに皆既日食が次に日本で見えるのは23年後の2035年です。
世界的には、だいたい1年に1回のペースで金環食・皆既食が発生しています。(日食スケジュールについては
Wikipediaでどうぞ)
今回の金環日食について、いつどこで、どのように見えるのかなどは、以下のサイトが詳しいです。
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アストロアーツ:金環日食2012 特設サイト・
国立天文台:2012年5月21日 金環日食
さて、金環日食に向けて、とりあえず用意しておきたいのは「日食グラス」。
09年に起きた皆既日食のときは、日食グラス不足となりましたが、今回も同じようなことが起こるかもしれません。興味がある方は早めに仕入れておくと良いかと。
AMAZONなどの通販サイトではもちろん、ビックカメラなどで販売していました。値段はAMAZONで500円~1500円ぐらい。ビックは1000円ぐらい。
ちなみに、日食グラスの役割は「太陽から発せられる目に有害な光線を遮断する」というもので、ただ暗いだけではありません。当然、グラスによって光線の遮断率なども変わってきますので、極端に安いモノを購入する場合は注意が必要です(「日食グラス」をうたって販売している以上、大きな問題があるとは考えにくいですが)。
個人的には天文用具の大手メーカーであるVixenなら安心かなーと思ってます。
Amazonの商品紹介ページで、各商品についての安全性や取得規格などが書かれているので、気になる方はそこを読み比べて買うのもいいかと思います。
定番のVixen。2009年の皆既日食のときは、Vixenのグラスは世界天文年2009日本委員会公認の太陽観察グラスに認定され、全国の小中学校に「日食観察キット」として配布されました。
メジャーな分、ちょっと高いかな?
2個で850円とお手頃。家族で見たい人には良いかと。
SOBOMEXはフランスのメーカーで、ネットで「日食グラスの安全性」でググったところ、安全性が高いという報告をしているところがありました。
ケンコー製。フィルム部分はドイツのバーダープラネタリウム製です。このフィルムも安全性の高さについて報告がありました。
オペラグラス型。倍率3倍。高品位遮光ガラス使用の中国生産。
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