先日、ちょっと旅行でベトナムとカンボジアに行ってきました。
メインは遺跡観光だったのですが、買い物なんかもちょっと行きまして、ついでに「東南アジアのゲーム商売はどんなものか」も軽くチェックしたので、サクっと報告。
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ベトナム 社会主義の国なのですが、経済には市場経済を導入しているとのことで、普通に歩いている分には「社会主義」のにおいとかまるでしません。観光客相手にぼったくりますし、高そうなカフェはいい値段とるし、道ばたでおばーちゃんが昔ながらの軽食を売っていたりと。
物価はTシャツが1枚200~300円、フォーのセットが170円ぐらい、水が1.5リットルで50円。
そんな中、ゲームを売っていたのは、まず「国営百貨店」と呼ばれる「サイゴン・タックス・トレード・センター」の1階。
ブランド時計やらカメラやら服飾系のテナントにまじって、ゲーム屋さんぽいのが混じっていました。
売っていたのは
マジコン。
ちょw国営なのにww
売っているのはDS本体とDSTTとR4のマジコン2種。あと何故かゲームボーイアドバンスの「正規品」と思われるソフトがいっぱい。箱無しだったので中古かも。
PSPの本体とソフトが数本もありました。
据え置き系は一切無し。ソフトも一つもありません。

もう一カ所は「サイゴン・スクウェア」というショッピングセンター。
タックストレードセンターと比べると、より庶民向け・若者向けな感じで、雑多な感じたっぷり。地元の人がいっぱいです。
そんな中、ちょっと小さめのブースでゲームを扱っているお店を2つほど発見。
売っていたのは
マジコン。
まぁ想像どおりですけどね…。
ただしこちらは「ゲーム入り」。SDメモリーカードにゲームを入れていて、40タイトル、100タイトル、160タイトルなどが売られていました。
値段は4000円~6000円。値段交渉をしたわけではないので、もっと下がると思いますが、ベトナムの物価からするとアホみたいに高いです。まぁ日本と同じぐらいですかねぇ…。
ここでもGBAのソフトが売られていました。GBA現役なのかなー。
据え置き機関係は一切ありませんでした。
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カンボジア ワンコールワット近くのシェムリアップという町に滞在。
買い物に行ったのは「オールドマーケット」という場所で、観光客相手の土産物から、現地の人の食料品まで幅広く扱っている「市場」です。洋服やアクセサリーの横で、鳥やナマズをさばいてました。
かなりの数の店があるのですが、ゲームを扱っていたのは1店舗のみ。
「PC系のゲームやアプリ」を扱っているようで、マジコンやゲーム機本体は一切売ってませんでした。
基本観光客相手の商売なのかな…?
現地の人によれば、カンボジアの人の平均月収がだいたい1万円前後らしいので、ゲーム機とかめちゃくちゃ高価なんでしょうねぇ…。

おまけ。
2~3年前にタイとバリに行ったときは、どちらも「据え置き機」のゲームを売っていました。マジコンは無かったような…。
ブース販売だけでなく、ゲームとDVD専用の店舗も数軒あったので、より商売として浸透している印象でした。
どちらも観光地だったので外国人向けかもしれませんが、パッケージをカラーコピーした海賊版を堂々と販売。値段もかなり安かった記憶があります。
バリではかなり大きなショッピングセンターの中で売っていたので、法的にも野放しなんでしょう。
また数年前に中国に行った知り合いが、現地でPCゲームの海賊版の中身を見たところ、製品版のコピーですらなく、ネット上で流れている圧縮パッケージををそのまま収録したものだったとか。酷いものになるとウイルスまで入っているそうです。
こういう話を聞くと、東南アジアでゲームビジネスが成立するようになるにはまだまだ先なのかなぁと思います。
単純に物価がめちゃめちゃ安いですから、1本数千円するゲームとか売れるワケがないって事情もあるんでしょうねぇ…。
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