【MHZ-T2 レビュー 2:ヘッドマウントディスプレイで遊ぶDoA5はエロかった 

 ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」でゲームをプレイした感想です。
「HMZ-T2」のレビューは前回のこちらのエントリからどうぞ。

HMZ-T2.jpg

 まずPCから。

 正直、PCゲームでのMHZは難しいです。
 HMZの解像度は720pなので、1080pがデフォのPCゲームとしては解像度が足りません。
 また常時使用を考えた場合、HMZをPCのメインディスプレイとして使用するのは無理があり、かといってサブで使うとフルスクリーンのゲームが表示できない。HMDIパススルーやクローン出力で使うにしても720pが足を引っ張る…などなど、運用そのものがややこしくなりがちです。

 さらに、HMZを装着すると画面以外が見えなくなるので、キーボードが使いにくくなるのも大きな欠点です(完全にブラインドタッチできればある程度カバーできますが、基準キーを見失ったときをはじめ、チラっとキーボードを見て確認することができず、さらに、キーボードから手を離してしまうと、キーボードの場所がわからなくなる)。

 というわけで、キーボード併用系のゲームをHMZ遊ぶのハードルが高すぎるので諦めました。
 以下、コントローラーでプレイ可能なゲームを2つほど遊んでみました。

ファイナルファンタジーXIV
 情報が画面周辺に大量に配置されているため視線移動が多くなり、目への負担がハンパ無い&情報確認が間に合わず操作そのものが遅れてくる…と、基本的にHMZで遊ぶには向いていません。FFに限らずMMOは全体的に厳しそう。

SKYRIM
 これはかなりイイ感じでした。運用のめんどくささを考慮してもかなりオススメ。

 SKYRIMは、ゲーム中は基本的に情報ウインドウが表示されません。さらにFPSほど画面全体を注意深く見守る必要もないので、まったりと画面を眺めていればOK。HMZでのプレイで、SKYRIMの美しい風景を思う存分堪能できます。

 また、グラフィック向上MODを入れている場合、テクスチャの精細さがHMZによって際立ってくるのも大きなアドバンテージ。美人化MODを突っ込んでいる人なら、肌の質感を見ているだけで満足できるでしょう。

 ただし、解像度が720pに押さえられるため、全体的な画面の緻密さは落ちてしまいます。

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 つぎはPS3。
 PS3とHMZは同じソニー製ということで、非常に親和性が高いです。
 HDMIや3D表示の設定も実にスムーズ。この辺りは大きなメリットでしょう。
 また、PS3で1080p出力していても、1080pで受けたまま720p表示してくれるので、HDMIパススルーを使ったフルHDモニタとの併用が非常に簡単です。
 PCと比べて、コントローラーだけで操作が完結するのも大きいです。


ボーダーランズ2
 酔いが酷くてゲームにならずorz
 もともとボダランは酔いやすいゲームだったので、HMZにしたら速攻気分悪くなりましたわ…。


Final Fantasy XIII-2
 コマンド入力のたびに、視線を下に移さないといけないのがうざい。
 またコマンド部分を見ていると戦闘シーンを見ていられず、戦闘シーンを見ていると文字情報を追えずと、画面がパーツごとに分割されてしまうような印象で、没入感もよろしくないです。

 コレに限らず、コマンド式のRPGは、HMZとの相性は悪そうです…。


ドラゴンズドグマ:ダークアリズン
 普通。
 風景を楽しむとスタイルとはマッチしていると思います。
 文字情報はそこそこありますが、重要性・頻度ともにそこまで高くないので、それほど邪魔ではないです。
 ただ、箱庭世界探索ゲームとしては、SKYRIMがあるので、あっちと比べてしまうと物足りなさを感じるかも。
 このゲームの良さはアクション部分にあるので、そっち方面に期待してセレクトすれば満足できそう。


無双OROCHI2 Ultimate
 あまり相性は良くないです。
 敵が出てくる方向や数、さらにはアイテムが落ちている場所などを確認するため、画面全体を見ている必要があるので、視線を忙しく動かさざるをえず、けっこう疲れます。

 一方で、キャラは全体的に小さくてこまごましているし、キャラクター造形や風景などの緻密さはそれほどでもないため、HMZを使う理由に乏しいという面も。

 ちなみに、前作「2」は3D対応でしたが、こちらは3D非対応でした。3Dコンテンツの人気の無さが伝わってきますねぇ…


Dead or Alive 5
 遊ぶ前は相性悪いだろうなぁと思っていたのですが、いざプレイするとかなり良かったです。格闘ゲームって意外と画面中央しか見てないんだなぁ…と。

 むしろキャラしか見ない格ゲーの場合、キャラのテクスチャとかがハッキリ見えるし、動きも感じやすいしで、HMZの欠点がほとんど出てこないので、メリットだけを享受できます。

 さらにDoAの場合、キャラのエロっぷりを思いっきり堪能できるので、むしろDoAこそHMZで遊べ、DoAのためにHMZを買っても惜しくない! と言えるかもしれません。
 あおり視点の下乳構図の高揚感は異常。

 いやーシャツの透けっぷりがエロかったわー。
 追加コス買いたくなっちゃったww




 ちょっと長くなったので、とりあえずここまで。
 次回は3D対応ゲームをレビューします。



[ 2013/10/29 14:22 ] デジモノ | TB(0) | CM(0)

ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」をゲーマー的レビュー 

 友達が「もう使わねーから貸してやろう」といって、ソニーの3D対応ヘッドマウントディスプレイ「MHZ-T2」を貸してくれました。
 というわけで、ゲームブログらしく、ゲームデバイス的な観点からレビューしてみます。

 ちなみに、11月発売予定のヘッドマウントディスプレイ「T3」じゃなくて、1年前発売の「T2」です。

720p&立体視対応HMD「HMZ-T2」をさっそく使ってみた
開発者に聞く「HMZ-T2」。第1世代からズバリ何が変わったのか?
ソニーの最新ヘッドマウント「HMZ-T3」を前モデルと比較テスト

 まず、軽くスペックをチェックしておくと、入力はHDMI1系統のみ。
 映像部分は720pの有機ELディスプレイを採用。さらにデュアルパネル式の3D表示が可能。HDMIパススルーできるので、ディスプレイとの併用も簡単です。
 音は別途、出力装置を用意して聞くスタイル。本体部分に3Dサラウンド対応の端子があるので、そこにヘッドホンなりイヤホンなりをつなげて聞いてもイイし、外部のアンプを使ってヘッドホンやスピーカーで聞くことも可能です。

 装着感は決して良くはないですが、まぁ許容範囲。ただ長時間連続装用は辛そう。最大の欠点は重さで下方向にズレてしまうことですが、これは寝転ぶか、リクライニングを深めにして上向きで使用することで回避しました。

 眼鏡があっても"基本的には"問題なく装着できます。
 ただし、眼鏡分の隙間ができますし、眼鏡のフレームで圧迫されることにもなるので、眼鏡がない方が快適なのは間違いありません。

 基本的に映像/音声まわりのハード的な仕様はかなりフレキシブルかつ細かく設定できるようになっていて、さすがソニーといったところです。


 で、いくつかゲームをやってみた感想ですが…良さと悪さが見事に両立してますw

 まず良いところですが、画面の精細さというか、近づいてみる事によって、ディテールがすごくはっきり見えます。
 人肌のアンジュレーションとか、テクスチャの微妙なグラデなんかが、きっちり見分けられてちょっと感動。
 空気の粒子とかも見えてくるので、ゲームの世界の空気感とかまで感じられます。

 また、ヘッドセットて視界が覆われるため、没入感はかなり高い。
 顔と機械の間に多少の隙間ができるため、そこから外の明かりがもれてくるのが少々残念ですが、電気を消せば完璧です。
 普通のテレビでも電気を消せば没入感は高まりますが、どうしてもテレビの光によって周りの風景が多少は見えてしまうのに対し、こちらは画面以外はほぼ完璧に暗くなります。

 また、寝っ転がって遊べるのが最高に快適w
 上向きに寝て遊ぶのが、こんなに楽だとは思わなかったw



 一方、悪いところもけっこうあります…。

 まず、画面が思ってたほど「大画面の迫力!」という感じじゃないです。
 宣伝文句で「20m離れた750インチのスクリーンと同じ」的なのがありましたが、そんな感覚はありません。
 視界内での画面の大きさ的なものだけでいえば、映画館のスクリーンと同じっぽいんですが、実際に見るとそういう印象はなく、「小さめの画面を目の近くで見ている」以上ではありません。
 この辺は「感覚」の問題なので難しいとは思いますが…。


 次に、解像度が720pなので、高精細なゲームの場合、フルHDディスプレイで遊ぶのと比べると、画像の荒さが目につきます。
 PS3で遊ぶ場合、内部解像度1080pのタイトルは少ないので影響はあまり無いですが、PCで遊ぶ場合や、ブルーレイなどの映像ソースを見る場合は気になりそうです。


 あと、ゲームの場合「3D酔いしやすい」のも厳しい。
 なんでかは分かりませんが、とにかく3D酔いが激しいです。
 3D酔いしやすいゲームだと、あっという間に気持ち悪くなります。
 3D酔いしにくいゲームでも、しばらく遊んでいると酔ってしまいました。


 そして、これが最大のネガティブポイントなのですが、ヘッドマウントディスプレイは画面全体をまんべんなく見るにはまったく向いておらず、そのためゲームとの相性は決して良くはありません

 どういうことかというと、映画館のスクリーンをイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、あれぐらいのサイズになると、人の目は中央部はしっかり見えますが、画面の端は「なんとなく見ている」程度になります。
 HMZも同様で、画面の中央と端を同時に「文字などを認識できるレベル」で見る事ができません。

 映画などなら、画面の端に重要な情報はほとんど表示されないので、たいした問題ではないのですが、ゲームの場合、隅にキャラクターのステータス、戦闘のログ、マップなどなどの各種情報が表示されるため、非常に都合が悪い。
 おまけに、ヘッドマウントディスプレイは、首を振って視線をずらすことができないので、画面の端を見ようと思ったら、眼球をグリグリ動かさないとダメです。
 これは、かなり疲れます。
 また純粋なゲームプレイの観点からでも、情報確認の反応が遅れがちでスコアに支障がでます。

 最初は、そもそも視線変更がめんどくさくてゲームになりませんでした。
 しばらくすると視線変更には慣れてくるのですが、長時間遊んでいると疲れるわ酔うわで、体が持ちませんw

 コレに関しては、HMZの欠点というより、ヘッドマウントディスプレイという形式の弱点でしょう。解消するには、ゲーム側がインターフェースをHMD向けにチューンするしか無い気がします

 個人的には、ついでにヘッドトラッキングセンサーもつけて、アタマを振るとそれに合わせて視界が動きまくり、各種情報系はトランスペアレントして画面中央に表示…なんてぐあいの「ヘッドマウントディスプレイ専用ゲーム」に期待しちゃいます。「Oculus Rift」はどうなるのかなぁ。

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 さて、HMZがゲーム用のデバイスとしてどうか…ということになると、個人的には、あまりオススメできませんw

 確かに、画面を至近で見る事による未体験の詳細なCGクオリティや、圧倒的な没入感は素晴らしいです。
 SKYRIMのような「高精細CGの箱庭ゲーム」だと、その良さを余すところ無く体感できるでしょう。

 ただ、装着感がよろしくない、長時間は厳しい、3D酔いしやすいなどなどの各種デメリットとトレードオフにできるほどか…というと微妙と言わざるを得ない。

 あくまで「ちょっと試してみたい!」とか「1度経験してみたい!」というレベルのもので、そこに6万は高すぎる、というのが正直な感想です。

 ただ、その辺をぜんぶ覚悟した上で、有機ELによる没入感や精細さを追い求める! と言うのであれば、決して悪くはないというか、覚悟の分だけのリターンは与えてくれるハードでもあります。
 なによりオンリーワンなハードなので「持っている楽しみ」を存分に味わえますしw

 また、ゲーム用ではなく、映像用ということであれば十分オススメできます。
 惜しむらくはウリの「3D」がすでに死に体ということですが…。(実は近所のかなり大きめのレンタル屋に3Dの映画を借りにいったのですが、3D版のレンタルはホントに少ないです。最新作で3D対応とかごく僅か。つかアバターすら3D置いてなかったわ…。スカパーの3Dチャンネルもいつの間にか終了してましたし、「3D」とかあっという間に廃れそうな気配ですねぇ…)

 最新型となる「HMZ T3」は、解像度こそT2と同じ720pですが、ワイヤレス化や軽量化によって装着感がかなり向上しているそうなので、新発売に合わせて買ってみるというのも、Geek的にはかっこいいかもしれませんw



 次回、実際にゲームを遊んでの、タイトルごとの感想を書いてみます。



[ 2013/10/28 12:19 ] デジモノ | TB(0) | CM(0)