きれいで可愛いドット絵RPGの良作「Tangledeep」を遊んでみた 

 ダクソ3で死にまくって心が荒んできたので、なにかダラダラってぬるーく遊べるゲームを探すことに。
 Steamで評判のよかった『Tangeldeep』を買ってみました。

 Steamで1480円。オフィシャルで日本語にも対応。
 夏頃にはSwitch版も発売されるそうです。

Tangledeep(Steamストアページ)

●自撮り紹介動画



 本作は、海外のメーカーが「風来のシレン」にインスパイアされて開発したという、古き良きドット絵2D見下ろしRPG。

 シレンと同じく「自分が1つ行動すると、相手も1回行動する」というターン制RPG。
 ただ、シレンのベースであるローグライクの特徴である「死ぬとリセット」「限られたリソースでやりくり」といった部分は、かなり緩和されている印象。

 「死ぬとリセット」に関していうと、ゲーム開始時に

・死ぬとキャラロスト、ただし拠点データ引継ぎ
・死ぬとキャラも拠点データもリセット
・死んでも街に戻るだけ

 の3つから選択できるので、ローグっぽく遊ぶこともできるし普通のRPGっぽく遊ぶこともできます。
 そもそも、シレンと比べるとゲーム難度が低めで、死ぬ確率が圧倒的に低いです。


 「限られたリソース」とは「モンスターが有限なためキャラのレベルアップに制限がある」とか「1つの階層に留まれる時間に限りがあるので、延々とレベル上げができない」「魔法を使うには有限のスクロールが必要」などのことですが、『Tangledeep』には、そういったリソースやりくり要素はほぼないです。

 モンスターは無限湧き、各階層での時間制限はないですし、ダンジョンと街の行き来も自由、魔法も習得したものはなんどでも利用可能です。
 したがって、リソースを気にせずにレベル上げやアイテム収集に励むことができます。

 上記の仕様から、シレンのような「死の緊迫感に耐えながら、時間やアイテム・敵キャラをやりくりして攻略していくのが楽しい」という作りではありません。

 ジャンルは、本質的にはローグじゃなくてディアブロのようなハクスラ系じゃないかなぁ。
 「ローグライク」という言葉から、トルネコシレンを想像して買うと裏切られるかも。

 もっとも、ローグほどの緊張感はありませんが、敵の配置やワザの効果、こちらのHP状況などをキッチリと考えながら進めないとあっさり死ぬ程度の難度はあります。
 「歯ごたえ」という部分は、昨今のCS用お手軽RPGよりも、よっぽど高いです。



 ハクスラとしての基本システムにくわえ、12に及ぶクラスやスキルシステムによりキャラ育成、さまざまなスタッツが付与された豊富なアイテム収集、自動育成ダンジョンによる探索のたのしさなど、古き良きJRPGが誇っていたファクターがいろいろと詰め込まれていて、ゲーム本来の部分での素性がしっかりしています。

 さらに、描き混まれた2Dドット絵グラフィックや、ゲームの世界観にマッチした神秘的で透明感のあるBGMもあわさって、ゲームとしてのトータルクオリティはかなり高め。

 今の時代ゆえに、2DドットRPGというジャンルから「インディーズタイトル」として受け止められますが、スーファミPS時代であれば大メーカーの大作RPGと勝負できるクオリティだと思います。

 昔のRPGが好きな人なら、かなりオススメですよ!
[ 2018/06/03 11:20 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

『スーパーマリオ オデッセイ』クリア。サンシャインを期待するも別モノでした 

 『マリオオデッセイ』のエンディングまで行きました。なおエンディング後要素も大量にある模様だけどノータッチ。
 ざっくりとレビューというか、そこまででもない感想的なもの。

 僕が、スイッチ発表当初から対応タイトルでいちばん期待していたのはコレでした。
 僕はマリオ系は3D系が好き(というか2Dシリーズはプレイしてない)なんですが、なかでも64とサンシャインがお気に入り。

 ギャラクシー系もキライじゃないんですけど、64やサンシャインの、決められたステージをなぞるだけでなく、箱庭内を自由に動き回れる楽しさ…みたいのがとても印象的だったんです。

 そんな中、発表された「オデッセイ」のトレーラーは、まさに現代版サンシャイン。
 都市ステージを自在に動き回るマリオの姿は、それはそれは魅力的でした。



 期待がデカすぎたのでしょうか。
 「思っていたほどではなかった」…というのが正直なところです。

 最初に断っておきますが、このあと少々ネガティブな感想を書きなぐるものの、マリオサンシャインや64を抜きにして…もっといえばマリオシリーズであることを前提にしないで評価すれば、よくできたアクションゲームだと思います。

 広大なマップと、さまざまな仕掛け。
 行ける場所が増えるたびに新たなテイストのステージがあり、やり込み度十分なコンプリート要素も万全。
 AAAタイトルとして十分なクオリティです。

 だけど、どうしても「期待していた3Dマリオ」と比べると、願望とのズレが気になってしまうんです。



 いちばん感じたのは、アクションゲームとしてのステージデザインの練り込みの足り無さです。

 過去のマリオシリーズのステージというのは、実に隙がない。
 プレイヤーを誘導する構造や、その構造に沿ってプレイしたときの爽快感、それでいて自由度を感じさせる「遊び」の多さ。
 マリオのすばらしさはレベルデザインの秀逸さにあると言っても過言ではないと思います。

 サンシャインや64も、箱庭要素がありますが、ベースとなる「アクションゲームのコース」がしっかり作られていて、コースとコースの隙間を遊び心たっぷりの「箱庭」で埋めたことで、コースクリア型のアクションゲームと、自由に探索を楽しめる箱庭ゲームを、高いレベルで融合させてたと思うんです(ってオデッセイをプレイしてから感じたんですけど)。

 ところがオデッセイは、箱庭探索にハマっている分には楽しいんですが、じっくり練り込まれたコースをアクションゲームとしてプレイしたい…という欲求はあまり満たしてくれない。
 かってのマリオにあった「隙の無さ」が感じられない、もっといえばステージ構成の大雑把さを感じずにはいられないんです。

 従来のマリオは「アクションステージをクリアしてコインを集める」という仕様だったのですが、今回は「箱庭の中に散らばっているコインを、ちょっとした仕掛けを解いて集める」という仕様に変更。
 その結果、ただの地面にコインをむき出しで置くという、味も素っ気もないクリアアイテム配置を行っていたりします。

 手間を簡略化した分、コインの数を大幅に増やして、ボリューム感を確保するという手を取っているのでしょうが、正直、密度が薄いモノをバラまかれても、達成感はだだ下がりです。

 一応、従来型のコースは用意されているんですけど、箱庭とは切り離された独立ステージで、かつボリュームも少なめのモノばかり。
 今までの3Dマリオのアクションコースと比べられるものではありません。


 もう一つ感じたのは、これもステージデザインの練り込みと似ているのですが、「オデッセイ」は、プレイの誘導がものすごく緩くて、各行為をプレーヤーに投げっぱなしというコトです。

 従来のマリオって、実は「こういうふうにプレイしてね」的な、作り手が想定しているクリア方法が、遊んでいるうちに見えてくるゲームだと思うんです。
 で、そのアクションを綺麗に決められると実に気持ちがイイ、的な。

 ところが「オデッセイ」は、多分、解決方法をあえて固定していない。
 もしかしたら想定プレイはあるかもしれないけど、許容幅が広すぎるせいで、プレーヤーがそれに気づきにくい。

 それは、ステージの作りからも、そしてマリオのアクションの多彩さからも感じられます。

 「オデッセイ」では、マリオのアクションが非常に豊富です。
 似たような効果であっても、ちょっとした操作や見た目の違いだけで、別アクションとして存在しています。

 そのため、従来のマリオであれば「この高い壁はダッシュからのバク宙&壁キックで越えてね!」という仕掛けが、オデッセイでは「高い壁を用意したから、あとはご自由に!」に変わっています。

 作りとして、決められたアクションでスタイリッシュにクリアする楽しさよりも、見た目のハデさや操作の楽しさを重視したのかなぁと思います。
 ゲームデザインとして、これはこれでアリだとは思うんです。
 ただ、自由度を上げてしまうと、決められた様式だからこそ感じられるリズムのよさや、規則正しいゆえに得られる「ピタっとハマったときの気持ちよさ」みたいのは無くなってしまう。
 で、僕は、マリオには決められたレールを美しく走れたとき達成感を求めちゃうんです。


 また、自由度を重視してシビアなアクションを求めない方向に振っているため、全体的に難度がかなりゆるいです。
 ほとんどのボスが初見でクリアできるレベル。
 純粋なアクションゲームというより、アクションアドベンチャーに近いかもしれません。
 
 「高難度の仕掛けをクリアしたときの達成感」や「難しいステージを超絶プレイで華麗にクリアしたときに優越感」みたいのは、かってのマリオよりは得がたくなっています。

 いっぽうで、「特定の場所で詰まることがないので、広い世界での探検をストレスなく楽しめる」というよさもあります。
 ここは好みですかね。





 レベルデザインの練り込みに対する評価は、僕が「コース型のアクションゲームの達成感」を求めていたから感じたものであって、最初から「箱庭を探索する面白さ」だけを求めているなら、問題にはならないかもしれません。

 コインを集める達成感が小さいという点についても、箱庭探索視点で考えれば「広大な世界でコインを1枚ずる見つけていく」ことは、それだけで楽しかったりするでしょう。

 結局は「オデッセイ」に何を求めているか? で評価が変わるのかな…と思います。
 かっての3Dマリオの面影をオデッセイに求めた人は、ちょっとした違和感を。
 3D空間を自由に冒険できる「今の世代の新しいマリオ」を求める人には、もってこいのタイトルなのかもしれません。

 個人的には、「宮本さんが中心となって作ってきたマリオも、世代交代ってことなのかなー」なんてことを考えたりしました。

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[ 2017/10/31 19:48 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(4)

「ARMS」を15時間プレイしての感想。ガチでハマれるまでの敷居の高さが惜しい 

 ARMSを15時間ぐらいプレイしました。
 基本的に対CPU戦のみで、通信対戦はほとんどやってません。
 プレイはグリップコン。いいね持ちも少し試しましたが、アナログ暴発&移動が辛すぎたのでヤメました。

 以上、比較的「あっさりプレイ」したうえでの感想です。
 少々ネガり気味なところが多いので、ARMS大好きなお方はこの先へ進まれないことをオススメします。




[ 2017/07/10 17:31 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)