『Unto The End』レビュー:「難しさ」が楽しさにつながらないもどかしさ 

 今回取り上げる『Unto The End』は、インディー系のサイドビューアクション。

 「高難度」をウリにした作品で、メディアのレビューは総じて高評価。
 ただし、Steamレビューでは「賛否両論」で、「ゲームのコンセプトはいいが、戦闘バランスが酷い」といった意見が目につく。



 個人的な総評は、「雰囲気はいいけど、戦闘が高難度というよりは理不尽なレベルで、戦っていて楽しくない」。
 あまりの難しさに、序盤の高難度戦闘でハデに時間を食いまくったわりに、ステージは大してすすまず、結果として2時間ほど遊んでお腹いっぱいに。

 と、これだけだとダメゲーっぽく思われるかもしれないけど、戦闘バランスが悪い(というか厳しい)というだけで、ビジュアル、キャラのモーション、BGM、UIなどなど、ゲーム全体からこの作品が丁寧に作られているのが伝わってくるので、「なんだこのクソゲー」って気には、不思議とならない。

 「もうちょっと遊びたいけど、ボス戦がキツすぎるのがなー」って感じ。

 問題が「戦闘バランスの悪さ」という一点(ゲームの本質なのがやっかいだけど)に集約されているので、今後のアップデートなどでここがうまく調整されて、トレーラーのようなスタイリッシュバトルができれば、戦闘が楽しくなって良ゲーになるかもしれない、と思う。
 というか期待したい。
1:戦闘は「難しい」けど「勝ちたい」モチベが沸きづらい

 高難度ウリということで戦闘が難しいのは当然なんだけど、難しさが「単調な難しさ」になっているのが問題。

 例えば、このジャンルの代名詞である『ダークソウル』だと、タイミングの取り方や操作が厳しいっていうシンプルな難しさに加えて、「選択肢の多さ」で難しさを演出している部分もある。
 強力な攻撃に対して、安全第一でガードするかリスク承知でカウンター技使うか…、もしくはまったく違うアプローチを選んで距離を取ったりアイテム使ったりといったやり方もできる。
 戦いながらも状況に合わせた判断で勝負していく。そこが「アクションゲーム」としての醍醐味になっていると思う。

 ところが、『Onto The End』の戦闘は基本的に「敵の行動を的確にガードしてカウンターを決める」という選択肢しかない。
 ガードは反射で対応するのは無理なレベルなんで、行動モーションを完璧に覚えて正しいボタンを押すのみ。

 敵の行動に対する正解アクションが1つしかなくて、それを正確に入力する戦闘になってるから、戦闘が「作業化」しちゃってる。

 このゲームの難しさは、その作業難度を極端に上げることで実現している。
 モーションが分かりにくくて、攻撃が上か下か判断しにくい。
 判断が難しいわりに、ガードやカウンター入力の余裕が短い。
 アクションのモーションが長いうえにキャンセルもできないので、ミスると隙だらけになって高確率で反撃を食らう。
 ライフが極端に少なく敵の攻撃に数回当たると死ぬ。酷いと1パンで死ぬ。

 ミスを許容しないうえに、ものすごくあっさり死ぬバランスなので、ボス戦だと「経験を積む前に死ぬ」から、うまくなっていく実感を得にくいのもマイナスポイント。
 今の調整なら、ライフを2倍ぐらいにして、「敵の技をくらいながら、タイミングやいろいろな戦法を練習できる」って難度の方が楽しめたと思う。

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↑なお、ガードは上下の2カ所。正しい部位でガードしないとダメなので、「とりあえずガードボタン押す」が成立しない。
カウンターはガードした反対側を攻めるというシンプル設計だが、敵の反応が早くて普通に防がれることが多く、
「カウンター」というシステムみが成立していない感も…。

2:ビジュアルは美しいが、序盤はほぼ暗い洞窟

 ビジュアルはとてもアーティスティックで非常に美しい。

 ただ、序盤はずーーーーーーっと洞窟の中で、似たようなシーンが延々と続く。
 ベースビジュアルがアーティスティックで美しいので、序盤は楽しめるが、それでも何時間も動き回っているとさすがに飽きる。
 ビジュアル売りのゲームで、序盤2時間ずーっと暗い洞窟ってのもどうなんだろ?

 洞窟の雰囲気はよく出てるし、緊張感も演出されて悪くはないんだけど、もう少しアクセントとして息をのむようなシーンも差し込んで欲しかったというのが正直なところ。
 「カラフルなシーンだと作るのが大変だから、開発費抑制のために暗いシーンばっかなのかなぁ…」とか邪推したけど、さすがに背景1枚絵でそこまで労力食わない気がするんで、きっと意図的なデザインなんだろうな…。

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↑スタートシーンの絵。文句なしに美しい。こういったシーンが続くんだろうな…と思いきや…

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↑序盤2時間はだいたいこんな感じ。焚き火や天井から差し込む光や雪の上に広がる鮮血など、
それなりにアクセントがある場面もあるけど、基本は暗い。




 以上、僕の『Unto The End』の評価は少々厳しいものになった。
 ただ、僕はダクソは楽しいけどSekiroは序盤で投げた人なんで、高難度ゲームへの適性自体が高くないというかぶっちゃけ低いw。
 なので、僕の高難度ゲームへの評価は普通よりも低くなりがちかも…。

 アクションうまい人ならこの程度の難度でちょうどいいかもしれないし、「とにかく高い山を登るのが楽しい!」って人も楽しめるかもしれない。

 正直、もうちょっとヌルくて「一定時間戦いながら解答を試行錯誤できる」難度だったら評価がかなり変わったと思う。
 まさにさじ加減一つで評価激変。

 なお、『Unto The End』は、2020年12月現在、Xbox Game Passで配信中。
 正直、遊ぶ人を選ぶのは間違いないので、ブログで不特定多数の人に「おすすめだよ!」って言い切るのは躊躇われるけど、ゲーパスの中の1タイトルとしては、むしろぜひ遊んで試して欲しい作品。
 人によってはハマる可能性も少なくないので、気になる人がいたら、ゲーパスでのチェックをおすすめしたい。



[ 2020/12/21 12:45 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

『Windobound』レビュー:ゼルダっぽい見た目だけど、中身はまるで違う海洋探検ローグライト 

 イカダにのって数多の小島を巡りながら、故郷への帰還をめざすサバイバルクラフト『Windbound』をクリアしました。

 こちらの作品、Steamだと評価がかなり低めです。
 低い理由の根本が「クラフトゲーなのに素材が少ない&管理が大変」「難度が高すぎ」といったもの。
 要は「まったりクラフトサバイバルを楽しみたいのに、難度がキツすぎて無理」という意見が多いです。

 トレーラーなどのぱっと見が「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」っぽいので、そういったゲームを想像してプレイしてみたら、「これじゃないよ!」って反応と思われ。





 この意見には同意するのですが、そもそも

 このゲームは「まったりクラフトサバイバル」じゃないんです。
 本質は死んでやり直すのが前提のローグライト系サバイバル。


 『Windobound』は、ゼルダじゃなくてドンスタなんです。
 そりゃゼルダ遊ぼうと思ってドンスタだったらキレるよね…という。


 ローグライトとして見ると、『Windobound』のゲーム難度はそれほど高くありません。

 Steamレビューで目立つ「難しいから低評価」は、要は「初見でクリアできないとかクソ」って意見なんですが、このゲームは「ある程度経験を積むと楽になる」難易度になっています。
 たしかに、初見だと、敵はクソ強くてまったく勝てないし素材は全然足りなくて満足に探索できません。
 ですが、ある程度経験を積んでくると、敵への対処法が分かって楽に勝てるようになりますし、素材の管理も「どの素材がどの程度必要か」が分かってきて管理が容易になってきます。素材管理なんかは、むしろやりくりが楽しいレベルとすら言えます。

 つまり「ローグライク」って考えればフツーの難しさなんです。
 むしろ、難しすぎず簡単過ぎずで、初心者向けの雰囲気重視ローグライトとして見ればよく出来ている方だと言えるでしょう。



 このゲームの低評価については、ひとえに「マーケティングの失敗」としか言いようがないですねぇ。
 そりゃ、あのトレーラー見たら『ゼルダBotW』と『風のタクト』をくっつけたゲームを想像しますって…。

 その方が注目を集めたかもしれませんが、結果としてトレーラー詐欺になってしまい、ユーザーもメーカーも得をしない結果になってしまった気がします。

 ちゃんと「このゲームは、死んだら最初からやりなおしのローグライトです。オープンワールド冒険ゲームではなくて、素材をやりくりして先へ進むサバイバルゲームです」って明言しておけば、ローグライト好きの注目を集め、そういった人たちが購入した結果として正統な評価を得られただろうなぁと思うと、残念でなりません。

[ 2020/09/08 16:49 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

『Metro Exodus』レビュー。ストーリーを引き立てるための「オープンワールド」という装置 

 「Xbox Game Pass」で『Metro Exodus』がプレイ可能だったので遊んでみました。
 核戦争後の世界で人として希望をもって生きる術を求める、ロシア軍人さんの活躍を描いた『Metroシリーズ』の3本目にして最終作。
 Steamでの評価が「非常に好評」なFPSアクションです。



 ………
 僕は2章の序盤でフェードアウトしました。
 理由はあとで書きますが、まずはそこまでのプレイでよかったと思うところを。

 シナリオはかなりいい感じです。
 1章しか遊んでいないので、全体像は分かりませんが、それでも雰囲気の良さは伝わってきます。
 シナリオのメリハリもあって、急展開を告げてからの「この先どうなるんだろう?」とぐいぐり引っ張っていく感じはすばらしい。
 あと、NPCたちがとてもよくしゃべるので、臨場感があって、メトロの世界にすんなりと入っていけます。

 また、ビジュアルのクオリティもとても高く、各戦争後のロシアの世界を眺めているだけでも、かなり楽しめるほどです。

 メトロシリーズは、一本道系ストーリーテリングFPSとして評価が高いらしいのですが、その理由ももっともだなぁと思えるデキでした。


 以下、途中でやめた理由。
 といっても、ゲームが悪いというよりは、単に相性の問題です。

 Steamレビューだと「オープンワールド」という言葉がでてくる本作。
 ところが、実際の仕組みは「チャプターごとにある程度自由に動き回れるフィールド内でクエストをこなしていく」というスタイル。
 基本的にはストーリーを追いかけるタイプのゲームで、横道要素がそれほどあるわけでもなく、「オープンワールドなシングルFPS」を求めて買うのはオススメしません。

 にもかかわらず、僕は「オープンワールドなFPS」が遊びたくて始めちゃったんですよね…orz

 オープンワールドな各戦争後FPSを期待して遊び始めるも、第1章は完全なレール型アドベンチャーで、決められたマップを決められたように進んでストーリーを追いかけていくスタイル。
 しかもストーリー部分は、わりと「決められた解法以外はムリ」なスタイルで、かつ、その方法が正直分かりにくい。
 想像しうるさまざまなやり方でクリアを目指そうとするも、一つの答え以外のやり方はことごとく弾かれてしまい、決められたやり方を見つけるために試行錯誤を繰り返す感じになっていました。

 この段階で少し萎えた。

 1章が終わって2章になると、ある程度オープン化して、フィールド内を自由に動き回れるんですけど、やっぱりストーリー色が強いので、キャンペーンクエスト以外を進めるおもしろみがあまりない。

 結局、本作は「ストーリーを楽しむためのRPG」という大前提のもとにデザインされていて、そこにオープンワールドっぽさやクラフト要素を付け足すことで「世界に入り込むこと」をサポートしているんだと思います。

 目的はあくまで「世界の中に入り込んで、ストーリーを体験して欲しい」ということ。
 その世界で、銃を撃ちまくってモンスター狩ったり、アイテムハントして収集癖を満たしたりといった、いわゆるオープンワールド的エンターテインメントは目指してないんです。

 なので「ストーリードリブンなRPGを楽しむ」という前提でないと本作にはハマれません。
 残念ながら、僕はそうではなかったので、なんとなくプレイしなくなってしまいました。

 ただ、お話自体は面白そうだったので、このあと気分が乗ればプレイするかも。
 実際、レビューではストーリーを絶賛する声が並んでいました。「ゲームで号泣するとは」とまで書かれていたので、かなりよくできてるんじゃないかなぁ…。
 ストーリーものは、物語により感情移入しやすいゲームという装置の性質上、話の内容に賛否が分かれがちなのに、褒めてる人が圧倒的多数っていうのは、ほんとに質がよい証拠なんだと思います。

 ただ、Game Passからあと少しで消えちゃいそうなんですよね…。それまでに再開できるかなぁ…

[ 2020/06/17 16:05 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

最近の「ローグライク」って、育成要素多めで「死んだらやりなおし」じゃないよね 

 不思議のダンジョン系RPGやりたいなー、と思うことがたまにあります。

 『不思議のダンジョン』ってジャンル的には「ローグライク」になるんで、SteamやGoogleで「ローグライク」で検索して、ひっかかったのをいくつか遊んでみました。

結論。
 今のローグライクは不思議のダンジョンのような「死んだら終わりだ。やりなおせ」ではなかった。

 いや、一応、死ぬとレベルが1に戻って、装備も無くなるんですけど、「永続的なアンロック要素」ってのがあって、それによってキャラがどんどん育っていくんですよ。
 だから、死んだら終わりの刹那的緊張感の塊だった不思議のダンジョンと比べると、「まぁ死んでもアンロック開放できるからいっか」って感じになって、どうしても緊張感が減っちゃう。

 あと、それに加えて、ゲームの時間が長いというか「区切り」がないんですよね、今のローグライク。
 不思議のダンジョンは死ぬとリセット(装備を1個だけ持ち越せたりはできましたが)だったので、そこで「終わり」だったワケです。

 ところが今のローグライクは「アンロック開放による育成前提」なもんだから、死んだように見せかけて、実はキャラが成長している。
 継続性ががっつりあるせいで、終わった気がしなくて、つい続けちゃうんですわ。

 これはこれで悪くないんですけど、「死んだら終了」の潔さによるプレイ後のすがすがしさみたいのに欠けるなぁ…と。
 昔は「死ぬと全部ロストは寂しいから、もう少し育成要素みたいの入れてくれればいいのに…」と思っていたのですが、いざそうなると、イイことばかりではないんだなぁと痛感しました。

 あ、もちろん今の「ハクスラに寄せたローグライク」も、それはそれで面白いですよ。
 ただ、「昔ながらのローグの精神を受け継いだゲームもやってみたいなぁ」って思っただけで。

 まぁ古典的なタイトルもなくはないんですけど、ビジュアル方面を完全に投げた作品が多くて、正直なところモチベが上がりにくいんですよね…



・おまけ:最近遊んだ「ローグライク」の寸評
[ 2020/06/12 10:26 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(2)

悪魔っ娘を集めてハーレムを作るキュートなパズルゲー『HELLTAKER』が無料配信中 



 Steamで無料でプレイできる、アメコミ風のかわいい悪魔っ娘たちと戯れるパズル+αゲーム「HELLTAKER」を遊んでみました。

 「ハードボイルドがハーレムを作るために悪魔っ娘たちを口説き落としていく」というストーリーのパズルゲーム。
 パズルをとくたびに、イベントシーンがインサートされてストーリーが進んでいくという、よくあるタイプです。

 パズルは全部で9面。
 それにくわえ、最終ステージ後に、クソ難しい避けゲーが待ち構えています。
 ただし、パズルも避けゲーもスキップ可能で、すべてをスキップしてイベントを見るだけでもエンディングまで行けます。

 なお、シークレットエンディングがあって、そっちはちゃんとクリアしないと見るのが難しい模様。
 とはいえ、Steamの掲示板にネタバレのガイドがあって、そこを見ればクリアしなくてもシクレエンドに行くことができます。


 パズルは倉庫番タイプなので、この手のロジック系が好きな人なら楽しめるかと。
 僕は倉庫番系は「好きでも嫌いでもない」のですが、そこそこ楽しめました。
 最後の問題が難しかったので20分ぐらい考えて、めんどくさくなってスキップしましたがw

 ボリューム的にはサクっと進めば1時間ぐらい、つまっても2~3時間ぐらいと思われ。

 正直、パズルやアクション部分は特筆すべき点はないので、本作を楽しめるかどうかは、アートワークにどれだけハマれるかどうかにかかっていると思います。
 ストアページのムービーやスクショを見て、おもしろそうだなと思ったらプレイ、そうじゃなきゃスルーでどうぞ。

 個人的には、このタッチの絵が好きなので、プレイできてよかったです。
 シクレエンド到達でダウンロードできるようになる、ボーナスのアートブックもイイ感じでした。


地獄ハーレム倉庫番『Helltaker』Steamで無料配信中、日本語Modも登場。おびただしい流血の果てに悪魔の女の子とイチャつこう(Automaton)



[ 2020/05/20 08:16 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

見た目はカワイイが中身はハードなクラフト&サバイバル。『Dont Starve Tgether』 

『Dont Starve Together』(以下ドンスタ)は、アメコミ調のカトゥーンCGで描かれた世界で繰り広げられる、マルチプレイ対応のクラフト&サバイバルゲーム。

 クラフト・サバイバル系のゲームは、大きく2タイプに分けることができます。

 一つは、自分の思うように本拠地を大きくしていく、自分好みの家や町を作っていくのが楽しい箱庭系ゲーム。
 「マインクラフト」「ドラクエビルダーズ」あとは「スターデューバレー」とか。
 「どうぶつの森」なんかもこのタイプですね。
 多分、最近はこっちが主流。

 もう一つは、生き残るのこと自体が難しく、過酷な環境をどう乗り越えていくかという「ゲーム的な挑戦」を楽しむタイプのゲーム。
 最近だと「Frostpunk」とか「The Forest」とか。
 あと町作り系ではありますが、「Banished」なんかもコンセプトはこの系統。

 で「ドンスタ」は、思いっきり後者。
 しかも、難度がけっこう高い。

・すぐにお腹が減って飢え死ぬくせに、食料の確保が大変。
・敵が強いけど、戦闘で減った体力を回復するのが大変。
・素材配置がランダムでかつ偏り上等なので、欲しい素材の確保も大変。
・ソロだと死んだら終わり。マルチでも蘇生が大変。
・初見殺しの敵やイベントがわりとあって、パニくって死んで大変。

 とまぁゲーム全体のバランスがわりとシビア。
 難度高めのゲームを、試行錯誤しながらクリアしていくのが好きな人にピッタリです。

 なお、サバイバルゲーには拠点作りを楽しむ要素を併せ持つタイトルもありますが(マイクラとかConanとか)、ドンスタには、その辺の要素はほとんどないです。
 「焚き火」とか「料理鍋」、さらには「柵」や「農場」といった設置型道具&施設はありますが、レイアウトや見た目にこだわるような感じはありません。

 ドンスタは、あくまでサバゲ-。
 それも何日生き残れたかで一喜一憂できる、チャレンジブルなハードゲームなのです。
 見た目がかわいいので「のんびりキャンプを楽しむ系ゲームかなー」なんて思って遊び始めると、思いっきりぶん殴られること間違いありません。




 あと、もうひとつ触れておかないといけないのが、このゲームの「不親切さ」。
 ゲームの遊び方とか、そういったものの説明がほとんどないです。

 Wikiとか見て、最低限の遊び方を調べないと、「何をすればいいか」はもちろん、そもそも「何ができるか?」も分からないレベル。

 ある程度慣れてゲームが進んでも、できることが多いのにそれらの説明がまるでないので、これまたWikiなど 「何ができるか? 生き残るために何をすればいいか?」などをいちいち調べる努力が必要です。

 ネットで検索して能動的に遊び方を調べることが好きじゃない人は、このゲームに手を出しちゃダメです。
 確実に速攻で投げて、金の無駄になるだけだからw。



 なお、こちらのゲームは、マルチプレイ対応の「Dont Starve Together」とは別に、シングル専用の「Dont Starve」という製品もあります。
 シングル用ということで、バランスがややマイルドになっている模様。
(というか、Togetherがマルチ前提なのでソロプレイだと難度が高くなるともいえる。togetherは難度設定の項目が多いので、いじりまくればヌルゲーにすることも可能…かも?)

 僕は人とマルチする「こと」もあったので、Togetherを買いましたが、ソロ専でプレイするのならシングル版を買った方がスムーズにプレイできるかもしれません。
 なお、マルチ版にはギフト用にもう1本ついてくるので、友達にプレゼントできます。

 マルチとシングルで別パッケージって、ワリと珍しい売り方ですね。
 買うときに混乱しがちなので、気をつけましょう。

 あ、あと、公式には日本語非対応。
 日本語MODはある。Steam Workshopでサブスクライブ可能です。

[ 2020/04/10 21:29 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

新作MMORPG『Kingdom Under Fire 2』を遊んでみた。テンプレ感あふれるシステムが惜しい 

 週末フリープレイで『Kingdom Under Fire 2』を遊んでみました。
 どこでどう勘違いしたのか分かりませんが、僕はこのゲームを「ディアブロ系のMOアクションRPG」と思っていたのですが、実際にプレイしたところ

 純然たるMMO-RPGでした。

 内容に関しては「極めてよくある韓国系MMORPG」という言葉ですべてを言い表せる感じ。
 お使い系クエストをこなしながらメインストーリーを進めつつレベル上げ。
 戦闘はクールダウンありのスキルを使用するノンタゲバトル。
 ログインボーナスがあったり有料コスメアイテムがあったりというのも、韓国MMOらしい限り。



 キャラは韓国系の美しいモデルがすばらしい。
 背景グラも最先端というほどではないですがなかなかキレイ。
 スキルの組み合わせによるノンタゲバトルも十分アクションしててイイ感じ。
 ストーリーはちょっとベタすぎますがダメってほどじゃない。

 と、全体的なクオリティは間違いなく水準をクリアしてます。
 ただ、悲しいかな致命的なまでにオリジナリティがない。

 「MMOにRTS要素を組み合わせた!」ってオリジナル要素をうたってはいるのですが、そのRTS要素は正直オマケの域を出ていません。
 というか、かりにRTSが本格派だったとしても、そもそもMMORPGとRTSを組み合わせたオンラインゲームって多分つまらないと思うんです。
 MMORPGで戦闘楽しんでキャラ育成しているときに、いきなりRTSが出てきて「さぁ大規模戦闘をはじめてください」って言われても、正直ジャマでしかないよねっていう。

 本作は2008年に発表されてから、10年以上の開発期間をへて発売されたという大作MMOなのですが、10年前の企画をそのまま作っていたら完成したときには時代に取り残されていた…みたいな印象です。


 それでも、基本無料なら「とりあえず遊んでみっか!」となるかもしれませんが、本作はプレイするには3000円ほどのパッケージ代が必要。
 『黒い砂漠」など、同ジャンルで中身も似ている先行作があるなか、パッケージ代を払ってまでプレイするほどか? と聴かれると首をかしげざるを得ないというのが正直なところ。

 ちょっと厳しい評価になりましたが、要は「先行タイトルと比較すると特筆すべき点がない」という1点においてネガティブになるだけで、作品のデキが悪いワケではないです。
 MMORPGを探してる人に向けてのファーストチョイスということなら『黒い砂漠』をオススメしますが、『黒い砂漠』がしっくりこなかった人に向けて2番目3番目ということであれば、悪くない選択だと思います。


 まぁ、そう遠くない未来に基本プレイ無料に移行しそうな気もしますが…。

[ 2020/02/24 20:45 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

『Besiege』正式版がついにリリース。最強攻城兵器を自作する物理演算シミュレーター 

 武器に装甲、ギアにタイヤにサスペンションなど、さまざまなブロックを組み合わせて、「僕の考えた最強の兵器」を作り出すコンストラクションゲームの傑作『Besiege』の正式リリースが発表されました。

 『Besiege』はかれこれ5年ぐらい早期アクセスタイトルとして地道に開発を進めてきたタイトル。
 その間、圧倒的な支持を得つつ、隠れた名作として高い評価を受けてました。

 個人的にかなりオススメの1本。
 500円とかありえないコスパです。

 正式版リリースを記念して、ただいま超絶記念プロモーションとして50%オフの500円で販売中なので、興味がある方はサクとポチっとしてみてはいかがでしょうか。
 




 内容紹介しようかなーと思ったんですが、2016年にレビュー書いてたので、ちょっと修正したうえで再掲。
 なお、最新版では新しいステージやセンサーなどの新ブロックが追加されているので、昔遊んでヤメちゃった人は、もういちどプレイしてみるとよいかと思います。

[ 2020/02/20 22:45 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

格闘+SLGなインディータイトル「AZTEZ」レビュー。良作だが決め手に欠ける…かも? 

 epicで無料配布していた「AZTEZ」というゲームを遊んでみました。

 ゲーム内容はシンプルな格闘アクションに、シミュレーション的要素をくわえたもの。

 ゲームはターン制で進み、ターンごとにさまざまなイベントが発生。
 イベントが発生した拠点を選択すると、シンプルな格闘ゲームパートに移行。
 そこで勝利すると、イベントクリアとなり、さまざまな報酬が得られる。

 自国の兵士がいなくなると滅亡となりゲームオーバー。
 国が滅ぶまでに、どれだけのスコアを稼げたかを競う、スコアアタック的ゲームとなってます。

 格闘ゲーム部分は、ストリートファイターとか鉄拳と比べるとさすがにシンプルだけど、それでもガードにパリィ、カウンターに打ち上げからの空中コンボなど、かなりの要素が詰め込まれた、なかなかの本格派バトル。
 コントローラーにもキッチリ対応していて、気持ちよく敵キャラをボコれて楽しい。

 またビジュアルがほんとによくできてて、キャラデザはもちろん、キャラの動きもいい感じ。
 モノクロの世界に真っ赤な血飛沫が弾ける様はとても鮮やかで、見てるだけで楽しいです。






 と、丁寧に作られた、悪くないゲームではあるのですが、トータルで評価すると「お金を払ってまで遊ぶかというと微妙」というのが正直なところ。
 悪くはないどころか、むしろ良ゲーであるとすら思うのですが、「同じ値段を払うなら他にもっとおもしろいゲームがありそう」なんです。

 そう、けっしてつまらなくはない。
 ビジュアルはセンスがあり、格闘アクションもほどよく爽快。
 スコアを稼ぐための仕組みにも一工夫あり、攻略方法を考えながらの「繰り返しプレイ」もできる。

 全体的に隙が無い。

 ただ、「このゲームならでは」の突出した部分が少なくて、プレイするモチベが続かなかった。

 本作のメインは格闘パートだと思うんですが、格闘ゲームとして遊ぶなら、セール価格で安く購入できる『ストリートファイター』なり『鉄拳』なりを選んだ方が「濃い時間」を体験できると思うんです。

 じゃあ、格闘とSLG要素を組み合わせたことで、このゲームならではの体験ができるか? と言われると、正直そこまでの相乗効果は感じられない。

 小さく綺麗にまとまっていて、クセがなさすぎ…とでもいうのかなぁ…。


 ただ、よくよく考えると、これは僕が「カジュアルなゲームを遊ぶなら、その時間を重いゲームにつっこみたい」というタイプだからであって、「ちょっとした時間に手軽にゲームを遊びたい」というカジュアル指向であれば、むしろ非の打ち所がないタイトルなのかもしれません。




 しかし、このゲームの出来で「この値段でこの内容なら、他のゲームをおすすめするかなぁ…」と思えてしまうって、今のPCゲームのタイトル充実度ってハンパないですよねぇ…。

 コンシューマー機に市場を制圧され、海外直輸入タイトルをラオックスやカオスあたりで吟味していたPCゲーム暗黒期が嘘のようだw


[ 2020/02/19 03:57 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)

2019年は年末の「ホリデーセール」が大盛り上がり! 欲しいゲームをピックアップしてみた 

 年の瀬も押し迫る今日この頃、ゲームストア界隈は年末セールで賑わってます。

 ていうか、今年は妙にセールが多い気がしますねぇ…。
 毎年やってるSteamの他に、新興のEpic、渋いGoG、さらには販売系のGMGやFraticalなど、お得なタイトルが目白押しです。

 今年のセールだと、やはり注目はEpicでしょうか。
 「日替わりフリーゲーム配信」という、太っ腹集客キャンペーンを行っています。
 ワリと人気のタイトルも配っていたりするので、PCゲーマーな方は忘れず毎日チェックすることを強くオススメします。

 一部ゲーマーから蛇蝎のごとく忌み嫌われているEpicですが、来年はどうなるんですかねぇ…。
 個人的要望としては、新作の値段をもう少しなんとか下げて欲しいところ。
 多分おま国価格だと思うんですけど、ボダラン3とかRDR2とか妙に値付けが高い。
 あの辺をなんとかしてくれないと「タダでゲームをもらうところ」って位置づけから抜け出せないと思うなぁ…。

 なお、年末セールで欲しいタイトルは以下となっております。

・ダークソウル2(Steam -75%)
・X4:Foundations(Steam / GOG -30%)
・Bloodstained: Ritual of the Night(GMG -50%)
・SpellForce 3(Steam / GOG -70%)
・Red Dead Redemption 2(GMG -30%)
・ゼノブレイド2 / Switchのなんか。エムブレムあたり?(任天堂ストアで2本で1万円セール)


 11月のセールだとおま国で蹴られていたダクソ2が、年末セールだと激安価格で購入可能に。
 ダクソ2はもともとSteamセールでは安くならないことが多いんですけど、年末はOKなことが多いみたい。
 なんかよく分からない売り方ですけど、安くなっているのは大歓迎なので、この機会を逃さず買っておこうと思います。

 RDR2は思ったより早く値段が下がってきましたねぇ。GMGで$43。
 RDRはSteamやEpicだと妙に高いけど、GMGだとお値頃価格で買えるのでオススメです。

 X4は、思ってたよりも価格下落スピードがゆったりしてます。
 とはいえ、そろそろ買い時かもなぁ…。スゲーやりたいし。

 あと、EPICでもれなくもらえる1000円クーポンもなかなか魅力的。
 日本語非対応だけど『REBEL GALAXY OUTLAW』あたりがいいかな。



 問題は、積んでるゲームが崩すよりも積まれる速度の方が早くて、まったく減っていかないってことだよなぁ…。
 なので、今回もできるだけ厳選して買いたいなぁと思ってます。

 まぁダクソ2買っても、その前にPS3でプレイ中の「デモンズソウル」を終わらせるまで手つかずになるとおもいますけど!

[ 2019/12/23 23:51 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(1)