最近、マイクロソフトのサブスクリプション型ゲーム配信サービス「Xbox Game Pass」がゲーマーの間で注目を集めています。
1000円前後の低価格で、PCゲームが200本以上、Xboxなら500本近いタイトルが遊び放題という、「頭おかしいんじゃねーの?」というレベルの価格破壊超お得サービスなので、そりゃゲーマーなら入りたくなるよね! というシロモノなのですが、実際に数ヶ月ほど利用したところ、いろいろ問題点も見えてきたので、加入するかどうか悩んでいる人向けに、ヤバいところをまとめてみました。
なお、大前提として僕はゲーパスに大満足してます。
問題点は多いけど(少ないとは決して言わない)、それを補ってあまりあるコストパフォーマンス。
Steam辺りで、お得なインディータイトルを見つけては後先考えずにポチってしまい積みゲーが山のように盛り上がっている人なら、大量の「わりと注目度の高いタイトル」が低価格で大量に遊び放題となるゲーパスがオススメであることは間違いありません。
問題点 その1
ランチャーがクソ使いづらい
ゲーパスの利用は専用のランチャーを使います。インストールも起動もここが起点。
つまりSteamランチャーみたいなものです。
で、これが超絶…とまではいいませんが、かなり使いづらい。
どうしてMSはOSメーカーなのに、UI関連を作るのがココまでヘタクソなのか。
MSとUIについて語り出すと、グチと中傷があふれ出てきかねないのでやめとくけど、ともあれ使いにくいので覚悟しておこう。
まぁインストール&起動専用と割り切って、他の機能に手を出さなければまぁまぁ我慢できる。
問題点 その2
日本語非対応がわりと多い
Xboxは海外主戦場で日本は所詮オマケなので、日本語対応じゃないゲームがけっこうあります。
といっても6~7割は日本語対応してるので、十分といえば十分ですが。
まれに「日本語」と書いてあっても、日本語選択できなかったりするけど、そこは我慢。
問題点 その3
MODが基本的に使えない
PCゲームといえば、ゲームを改造する「MOD」の存在が大きな特徴ですが、ゲーパスではMODの使用に大きな制限があります。
基本的に、ゲーパスはDRM処理によって「ファイルをいじることができない」仕様です。
ファイルの差し替えはもちろん追加もダメ。
なので、ほとんどのMODが使用不可です。(ドキュメントフォルダーのiniをいじるとかセーブファイルを書き換えるとかはできる)
日本語化MODもだいたいダメです。
一部、ファイルをいじれるようにしてMOD使用をOKにしているタイトルもありますが少数派です。
問題点 その4
ログインまわりでトラブルが発生しやすい
ゲーパスは、まずMSアカウントでランチャーにログインし、そのアカウントとゲームを紐付けてからゲームを起動というプロセスをとります。
Steamでも同様のことをやっているはずですが、あまり洗練されていない印象で、紐付けに時間がかかったりログインに失敗したりと、わりと面倒な印象があります。
今まで遊んだタイトルで「紐付けできなくてプレイできなかった」ことはないので(複数回リトライすればいけと or 無視して突破できた)致命的ではありませんが、煩わしいところではあります。
問題点 その5
起動不可やクラッシュなどのトラブルが多め&対応が難しい
ゲーパスは、Steamなどと比べるとDRMの関係でややこしい処理をしているせいか、SteamやEPICと比べると起動不可やクラッシュなどの問題が起きやすい印象です(多発…というワケではないです。SteamやEPICがほぼ皆無というレベルに対し、ゲーパスは「たまにある」といったところ)。
さらに困ったことに、「ファイルに触れない」という仕様なので、ユーザー側がファイルを差し替えたりなんだりして対策をとることも難しい。
また、特殊仕様なうえにユーザー数が多いワケでもないので、情報も少なめで、Steamでトラブった場合と比べると、自力情報収集&解決も難度アップしてます。
まとめると、サービス内容はいいんだけど、UIまわりが使いづらいうえに、トラブルが発生するわ&発生しても対処しにくいわで、PC初心者だと途方にくれることがあるかもしれない…といったところです。
すでに述べましたが、基本的にはオススメなんですけど、ちょっとでも不具合があると我慢できない人や、なにかあったときに懇切丁寧に対応してくれないと我慢できない人は、やめた方がいいかもしれません。
Steamが大手航空会社だとするとゲーパスは格安航空って感じですかねw
ちなみに、ただいま3ヶ月間月100円での超得キャンペーン中。
100円だったら多少トラブってもかまわないような気がするので、この機会にサクっと試してみてはいかがでしょうか。
新型Xboxが3.3万円で。Game Passのコンボが強力すぎる
新型Xboxの発売日と価格が決まりました
発売は11月10日(US時間)。
4Kに対応した高性能な通常版=「Series X」が49980円。
フルHDをターゲットにした光学ドライブなしの廉価版「Series S」が32980円。
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次世代Xbox「Xbox Series X」は11月10日に499ドルで発売・
「Xbox Series X」も「Series S」と同じ11月10日発売 価格は499ドル・
世界同発で49,980円! 日本マイクロソフト、Xbox Series X、Xbox Series Sの日本展開を発表 個人的には、ゲームはPCで事足りてるので、次世代機については当分様子見と思ってました。
ただ、「Series S」が3万円なら、ちょっと欲しいw
Xboxはサブスク型のゲーム配信サービス「Xbox Game Pass」が超お得でして、それ専用機として用意してもいいかなぁと。
「Game Pass」の細かい説明は省きますが、とにかくコスパが素晴らしいくて、ゲーム好きなら必ず押さえておきたいサービス。
Game PassはPC版とコンシューマー版があります。
PC版だと月200本ぐらいラインナップがあるのですが、コンシューマー版はそれよりも数が多くて250本ぐらい。
さらにコンシューマーオンリーのタイトルは、ちょっと前の大作が多いが大きなメリット。
僕は、すでにPC版を利用中ですが、3万円で本体用意すれば、コンシューマー版Game Passのタイトルもプレイできるようになるというのは、かなり魅力的。
PCとコンシューマーの両方で利用できる「Game Pass Ultimate」は月1100円なので、「Series S」買って月1100円払えば、次世代のゲーム環境の大部分を満喫できそうな予感がします。
また、今年のホリデーシーズンからは、Game Passに加入するとEA Playも利用できるようになるらしく、お得度大幅アップ!
正直、「MS大盤振る舞いしすぎw ここまでやって儲かるの?」ってレベルなんですが、それでも日本ではPSに勝てるどころか比肩する未来が見えないのがなんとも…。
とはいえ、『Game Pass』はホントにお得なので、ゲーム好きな方はいちど調べてみることをオススメします。
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関連エントリ「『Xbox Game Pass』で『EA Play』も遊べるように。月500円で250本ものゲームが遊び放題!? 」「Series X」と「Series S」と廉価版のスペックの差が気になる。
Sはスペックを下げた廉価版という位置づけですが、スペックダウンがゲームプレイにどれだけ影響するのか? が気になるところ。
PCでのゲームハード事情から考えると、「4K対応60FPSをターゲットにした高性能機を1080p/60FPSまで落として価格を2万円下げる」ことは不可能ではないと思います。
むしろ4Kいらない人からすると、4K対応したGPUってオーバースペックでコスパが悪い。
そこをズバっと削ってFHDターゲットにした廉価版の存在は、なかなかツボを付いた存在だと思います。
ただ、不可能ではないですが、実際にどうなっているかは、実機でプレイしてみないと分からないというのが正直なところ。
SのFHD画像はFPSがガタ落ちしたり画質がハデに落ちちゃう…なんて可能性もあるわけで、「人柱上等」とか「在庫切れダメ絶対」とかでなければ、少し様子見してから買うのが賢いかもしれません。
しかし、廉価版に外付けドライブ付けて360タイトル遊べるとかなら、さらに購入意欲アップするなぁ…。
360のゲームで遊びたいのが数本あって、このあいだちょっと引っ張りだして遊んだんですけど、旧360の爆音ドライブには耐えられなかったw
あれ、でもわざわざ外付けドライブ買い足すぐらいなら、いっそ「Series X」買えばよくね?w・
「Xbox Series S」スペックの更なる詳細公開※XとSのスペック比較が掲載されています。