最近、「Besiege」という物理演算系兵器製造SLGにハマっております。
ひさびさに時間を忘れて遊ぶほどで、仕事がまるで捗りません。この時間泥棒め。
Steamで販売中のPCゲーで、開発途中のゲームをプレイできる権利を購入する「早期アクセス」型として配信されてます。
お値段は800円。僕はセールで558円で買いました。
ゲーム内容は、ステージごとに「城を壊せ」「ステージ内の兵士を90%殺せ」「飛行艇を撃墜しろ」といったをお題がだされるので、それを果たせるような兵器を考案・建築していくというもの。
お題をクリアできるのなら方法は問われないので、どのような形で目的を果たすのかを考えていくのがゲームの醍醐味。
効率重視でいってもいいし、見た目にこだわった奇天烈兵器で自己満足にひたってもかまいません。
パーツのバリエーションはなかなかのもので、発想さえあれば実に様々なタイプの兵器を作成できます。
ニコニコにステージ攻略の実況動画があるので、そちらを見るとどんなゲームかが分かりやすいかと。
このゲームのハマりどころは、一つは「クラフト系でありながらも、ステージクリアという動機付けがある」こと。
コンストラクション系は「作っておしまい」というゲームというよりツールっぽいものが多かったり。
それはそれで面白いのですが、本当にフリーハンドだと「何を作っていいか分からない」という状況に陥りやすい。
その点「Besiege」は目的がハッキリしているので、何を作るかが分かりやすい。
さらに失敗すれば「どこをどうなおすべきか?」という新たな目標も発生します。
結果としてプレーヤーのクラフト能力がゲーム進行にそって向上していくことになり、より深いゲーム体験を楽しめるようになります。
もう一つは、「パーツのバリエーションが多く様々なものを作れる反面、そこそこ不便」なところ。
「Besiege」はイメージしたものを手軽に作れる…わけではありません。
用意されているのは「モーター」「歯車」「ステアリング」「バネ」といった、基本的なモノだけなので、たとえば回転砲台や伸縮アームなどを作りたいときは、それらの機構を組み合わせて自作しなければなりません。
パーツの動きは物理演算で行われるので、ごまかしが効かない一方、思いもよらない動きをすることも少なくありません。
まさにトライ&エラーで試行錯誤を繰り返しながら仕上げていくことになります。
この「試行錯誤」の末に完成するというのが、うまくいったときの喜びを大きくしてくれます。
いわゆるリスクとリターンの関係。「Besiege」はこのあたりが、クラフトゲームとしては実によいバランスだと思います。
Steamのレビューでは「圧倒的に好評」というすばらしい評価を受けている本作。
値段も1000円でお釣りがくるほどなので、クラフト系に興味がある方はチェックすることをおすすめします。
ちなみに、開発が進んでバージョンがあがると、値段が上がっていくようなので早めに買っちゃった方がお得らしいです。
【参考リンク】
・
Steam Besiege -初心者向けガイド- とりあえずココを見ておけば操作の基本は分かる。
・
4gamerレビュー・先人たちの偉大な兵器開発記録