Steamで新たに提供された「Remote Play Together」を試してみました。
どういう機能かというと、「ネット経由でフレンドのゲームを共有できる&操作もできる」というもの。
ホストのゲーム画面をリモートで眺めつつ、マウスやコントローラーで操作することもできます。
Windowsのリモートデスクトップのゲーム版って感じでしょうか。
一つの画面をネット越しに共有する機能なので「みんなでプレイできる」といっても、ひとつの画面で共有するタイプのゲームでないとマルチプレイはできません。
具体的にいうと格闘ゲームとか、ツインビーとかガントレットとかファイナルファイトのような同一画面複数キャラアクションゲームが相当します。
もしくはマリカーみたいに画面分割して遊ぶタイプ。
ひとつのゲーム機にコントローラーいくつもつなげて、みんなで遊ぶ系のゲームですね。
大きなポイントとして、ホストにアクセスする側はゲームを所有する必要がないので、通常のネットプレイと比べると、フレを誘う間口がかなり広くなります。すばらしい!
そんな「Remote Play Together」を実際に試してみたところ、機能的には申し分ありませんでした。
使い方は、Steamオーバーレイ出して、フレリスト右クリからの「Remote Play Together」を選択するだけという簡単さ。
ラグもほとんどないので、アクションゲームも全然オッケーでした。
ただ、あくまで「ホストのゲーム画面を使っている」という仕様のためか、想定外の動作もいくつか見られました。
通常は、ゲームを起動して二人目がスタートボタンなどを押せばゲームに参加できるのですが、『Divinity Original Sin』や『Portal2』では、ホスト側のPCに接続しているコントローラーが一つだと「一人プレイ中」と判断されてしまい、二人目がコントローラーでいくら操作してもゲームに参加できませんでした。
ホスト側にコントローラーを2つつなげると、無事プレイできるようになりました。
あと、ストアのタグに「Remote Play Together」とあるタイトルでも実際は「マルチプレイ」ができないものが少なくありません。
僕が持っているゲームだと「Murderous Pursuits」も一画面マルチには対応していないのにタグがついてました。
他にも、どうかんがえてもシングル専用のタイトルや画面分割に対応していないタイトルが混じってます。
まぁSteamのタグってわりといい加減ですけどね…。もう少しタグの正確性を担保してほしいなぁ…
とはいえ、この辺のゲームでも「リモートでの画面共有」は可能だったので、リモート経由で一人プレイすることはできるようです。
友達にプレイさせて、自分はその様子を眺める…なんて使い方も可能かと。
Discordの身内配信のお手軽版って考えると、いいかもしれません。
『Gremlins, Inc.』みたいな、ボードゲーム系がかなりオススメ。
とくに「みんながもってなくても遊べる」ってのは、このてのライト系マルチプレーヤーゲームと相性抜群かと。
格ゲーも仕組み的にはピッタリなんですけど、さすがに遅延がネックとなるかもしれません…。