「ELITE:DANGEROUS」(以下E:D)には膨大な数の星が存在しています。
人類探査済みの星もありますが、圧倒的に多いのは「未探査」の星。
E:Dでは、そんな未探査の星をゲーム中で初めて探査すると、その星のデータに「第一発見者(FIRST DICOVERED BY)」として自分の名前が残ります。
惑星データはソロ・マルチで共通なため、「第一発見者」は全E:Dプレーヤー間で共有されます。
ついに星を見つけてきました! いやー、嬉しかったw
もともと、E:Dにおける僕の野望が「自分で星を発見する」だったんです(正確には「発見」じゃなくて「探査」ですが)。
ただ、このゲームが出てからもう半年以上たっていて、売上げも40万は越えているもよう。
そんな中、いくら宇宙が広大とはいっても人類未踏の星なんてたいして残ってないんじゃねーの…という不安はあったんです。
まったくの杞憂でした。
探査は無事完了&第一発見者として登録も成功。
E:Dの世界では、フロンティアはまだまだ広大です。
僕が見つけたのは、人類の勢力圏からだいたい500~600光年ぐらいのところでした。
このあたりだと、未踏の星がボチボチと見つかり始めます。
正直「珍しくはない」ぐらいの数はありました。
僕は、とりあえず初めて見つけた星のデータを、とっとと報告して確定させたかったので(発見者として認められるには、どこかの星で探査データを提出する必要があります)後ろ髪を引かれる思いで帰投しましたが、あと300光年ぐらい飛べば、未探査の星がゴロゴロ転がってるんじゃないかなぁと思います。
宇宙のどこかに自分の名前を残したい皆様、まだまだチャンスは残ってますよ! ついでなので、E:Dにおける探索用宇宙船のカスタマイズについて、僕の例を解説しておきます。
・ASP
◎FSD [CLASS 5/RATING 4]
◎ADVANCED DICOVERY SCANNER
◎DETAILED SURFECE SCANNER
○FUEL SCOOP [CLASS 3/RATING A]
○FUEL TANK(CAPACITY:32)
△AUTO FIELD MAINTENANCE UNIT
その他。軽さ優先。
武装。安いPLUS2門。無くても可。
ジャンプ距離:32.13LY
・船 1ジャンプで30光年以上飛べるASPがオススメです。
ジャンプ距離が30光年あれば、20回も飛べば未踏の星に行けます。
ちなみにANACONDAなら最長ジャンプが40光年まで伸ばせるらしいです。貧乏人な僕には高嶺の花ですけど…。
・FRAME SHIFT DRIVE 探査目的でもっとも重要なのは、最大ジャンプ距離です。
したがって、ジャンプの飛距離を決める「FRAME SHIFT DRIVE」は一番いいヤツを買いましょう。CLASS 5のRATINGはAで500万Crぐらいです。
ちなみに、E:Dでは装備品は原価で買い取ってくれます。
なので、お金がなければ、とりあえずCLASS 5のRATING BとかCあたりを買っておき、金がたまったらAに交換でもよいかと思います。
・SCANER類 探査用の各種スキャナーを用意します。
星系内にどのような天体があるかを調べるのは「DISCIOVERY SCANNER」になります。
BASIC、INTERMEDIATE、ADVANCEの三種があり、違いは「スキャン範囲」です。
前者2つは範囲が狭く、ADVANCEのみ「星系内のすべての天体を確実に発見」します。
なので、発見用のスキャナーはADVANCE一択です。150万Crとちょっぴりお高いですが、これがないと惑星探査はお話になりません。
もう一つ、惑星の表面を精査する「DETAILED SURFECE SCANNER」というのがあります。
これを使うと、天体の精密なデータを取得でき、「UNEXPLORED」な星が「EXPLORED」になります。
第一発見者となるには、その星を「EXPLORED」にしないといけないので、このスキャナーは必須です。
(※EXPLOREDは「自分が探査済みかそうでないか」のステータスであり、人類全体にとってどうかではないようです。)
・その他、必須・優先装備 外宇宙にはステーションがないので燃料を買えません。
時前で燃料を収集する「FUEL SCOOP」が必須です。
価格差は「収集に掛かる時間」なので、時間をかけて集めるつもりなら安くても大丈夫。
ですが、快適な探査生活を送りたいなら、最高級のモノを付けるのがオススメです。
ASPに積める最高級のものは[CLASS 3/RATING A]で90万Cr。安くはないですが収集の待ち時間が大幅に短縮されます。
FUEL TANKはCAPASITY 32にします。
CARGO RACKは無くてもよいのですが、CARGO自体には重さがないので、あってもなくてもジャンプ距離は変わらないこと。
外宇宙を漂っている未確認物体と遭遇することもあり、CARGOがあればそれらを収容できることなどを考えると、付けておいたほうがよいと思います。
船を応急修理できる「AUTO FIELD MAINTENANCE UNIT」を、保険の意味で積んでもいいかもしれません。
ただ、探査では戦闘になることはほぼなく(そもそも人がいない)、それ以外の事故要因もないので(船が故障したり、エイリアンが襲ってきたりはしない)、気休め程度でよいと思います。
・その他の内装 「SHIELD GENERATOR」はなくても探査は可能ですが、万が一の事故が発生しやすくなります。
未踏の星を探査し意気揚々と返ってきたら、帰路で海賊に襲われて逃げる間もなく撃沈とか泣けるので、個人的にはつけておくのがオススメ。
ガチで戦うわけではないので、逃げるまでの時間を稼げる程度の性能があれば充分です。
スラスターやセンサーなどの必須系内装は、性能より重さで選んでいけばOK。
ジャンプ距離は船が重ければ重いほど短くなるので、軽ければ軽いほど快適な探査ライフを過ごせます。
だいたい「RAITNG D」の品が重量が軽くなっているので、そこで揃えればいいかと。
注意点として、POWER PLANTは最低限、POWER USEの「RETRACTED(武装収納時」を上回るだけのAVAIABLEを稼ぐこと。
他の装備は「船が動かなくなってしまう装備」は買えないのですが、PLANTだけは買えてしまいます。
(必要電力以下でも船は動くのですが、電力不足による機能障害がでまくって、実用に耐えません)
「INTERNAL COMPARTMENT」に積める内装は、スキャナー2種、シールド、MAINTENANCE UNIT、FUEL SCOOP、CARGO RACKを付けると、1つ余ります。
自動着陸用の「STANDARD DOCKING COMPUTER」か未確認物体収集用のCOLLECTOR RIMPETあたりが候補でしょうか。
僕はドッキングコンピュータ付けてます。未確認物体は滅多に拾わないので手動で回収。
・武装 なくても平気。というか探索のことだけ考えるなら不要。
ただ、GIMBALLEDのパルスレーザーを2門付けても、重さは4トンにしかなりません。
僕はザコい海賊に襲われるとイラっとしてぶっ殺さずにはいられないので、反撃用に2門だけ付けています。
COBRAぐらいまでなら楽勝。もうちょっと強いのが来たら即逃げで。
最近、急に宇宙ゲームを遊びたくなりました。
そこでプレイ中なのがコチラ
ELITE:DANGEROUS 英語なPCゲームで、SFゲームの古典とも言える「ELITE」シリーズの最新作です。
とはいっても、前作の「Frontier: First Encounters」から20年ぶりとなるので、シリーズ物ってことを知っている人は少ないかも。
ゲーム内容は、広大な宇宙を自由に旅するSFシミュレーター箱庭ゲーム。
本作の宇宙にはなんと4000億もの星系が存在し、そこに実際に飛んでいくことができます。地球とかシリウスとかもあり。
基本的にソロプレイ仕様ですが、サーバーにつなげて「同じ宇宙」で冒険することも可能。全プレーヤーの中で初めて未踏地域に到達した人は、発見者として名前が残る…なんてオマケもついてきます。
まず注目したいのはビジュアルのすばらしさと、SFゲーム的なフレーバー構築のクオリティの高さ。
宇宙空間のグラフィックや飛行時の各種エフェクトが素晴らしいのにくわえ、宇宙船のHUD回りや宇宙船の操作感など「宇宙船シミュレーター」としてのデザインが「ツボを掴んでいる」ため、宇宙を飛んでいる気分を存分に堪能できます。
宇宙モノの雰囲気ゲーという部分だけでも、十分な価値があるタイトルでしょう。
もう一つの特徴は、良くも悪くも「自由度が高い」こと。
「メインストーリー」的なものは存在せず、自分で目的を見つけて勝手に楽しむしかありません。
すがすがしいまでの「舞台は作った。あとは好き勝手に遊べ」という放置ゲー。コレに比べたらSKYRIMの放置プレイとか生温く見えるレベルです。
実際に、このゲームでできることをざっと列挙してみます。
・交易
・資源採掘
・配達
・密輸
・暗殺
・護衛
・海賊
・賞金稼ぎ
・辺境探査
ざっとこれくらい。
これらはすべて「単発の仕事」でしかなく、これらの行為が有機的に絡んで物語が展開したりすることはをつくったりすることは一切ありません。
プレーヤーにできるのは、これらの仕事をやりたいときにやりたいようにこなしてお金を稼ぎ、稼いだお金で宇宙船を買い換えたりパワーアップしたりし、強化された船でさらに別の仕事をこなしていく…それだけです。
悪の帝国とか出てきませんし、美女とのロマンスもありません。
超地味です。
だが、そこがいいんです! ストイックかつ気ままに宇宙を飛び回る。
宇宙の広大さを体感するのに、これ以上の何が必要でしょうか。
ちなみに僕の場合、まず交易ミッションで小銭を稼ごうとするも、ホントに小銭すぎて嫌になって撤収。
有り金を全部突っこんで武装強化し、最弱クラスの賞金首どもを狩ってバウンティハンターとしてデビュー。
何度か返り討ちに遭い宇宙の藻屑と消えつつも、金を貯めて2機目の宇宙船を購入。
最弱クラスの賞金で稼ぐのが面倒になり、密輸に手を染める。
ハデに見つかり罰金刑をくらいまくるも、それを余裕でふっとばす利益を叩き出し、中型船の購入にこぎつけます。
非合法最高。 中型船になり積載量がかなり多くなったことで、交易・戦闘・採掘・探査とできることが大幅に増え、何に手を染めるかニヤつきながら小一時間悩んでみたり。
交易・戦闘あたりが定番ですが、なぜか「効率が悪すぎて好きじゃないとやってれらない」と評判の採掘に手を染めることに。
宝探しって楽しいよね。
山師の気分よろしく、惑星のリング地帯にこもり、チマチマと岩石を削りプラチナや金やパラジウムを掘り続けること数時間。
プラチナが1つ精製できては大喜びするも、ふと我に返りあまりの効率の悪さに愕然となる。
結局、楽して稼げる密輸に立ち返ることに。
今後の夢は、探査船に乗り換えての辺境調査 ← 今ココ。
と、かなり好き放題にプレイできます。
まさにプレーヤーの数だけ物語があるといってもいいでしょう。
自由気ままに宇宙空間を飛び回りたい人、ハン・ソロに憧れる人、前世紀にスターフリートBやスタークルーザーに夢中になった人あたりにはかなりオススメの1本です。
逆に、自由度が高いゲームは苦手な人は、避けた方が無難というか積極的にスルーすべき。
本作は自由度が高い反面、シナリオやゲーム展開に起承転結が存在しない=メリハリがない平坦なゲームエクスペリエンスしかありません。
平坦なゲームエクスペリエンスに価値を見いだせない人にとっては、本作はコンテンツの少ない退屈な凡ゲーにしかならないでしょう。
あと、日本語版が存在せず、日本語化もなし&今後も期待できないのも大きなデメリット。
ストーリーがないのでテキスト量が少なめなのと、ミッション関係は慣れてしまえばテキストを読まなくてもだいたいでクリアできてしまうので、英語テキストへの依存度は低く、英語ハードルは低いほうではあります。
ただ、ゲームシステムが凝った作りになっているので、操作方法やパラメータの意味など、マニュアル的な部分で悩みやすいです。
そうなった場合、日本語Wikiである程度の情報は得られますが、そこで載っていない情報が出てきたときは、英語wikiといった英語ソースを当たる必要がでてくるかもしれません。
英語がまるっきりダメ…という人は止めた方が無難でしょう。
ちなみに、宇宙ゲームというと「EVE」や「X」がありますが、あれらとはかなりプレイ感が違います。
それら2作品と比べると、ELITEはより「実際に宇宙船を操縦しているような気分」を重視した作りになっています。その分EVEやX、とくにXと比べると、できることは少ないです。
ELITE:DANGEROUS
プラットフォームはWindows/Mac。メーカーサイトSteamで購入可能。
XboxOne版リリース予定。
ソロプレイ、もしくはサーバーに接続して他プレーヤーと宇宙を共有してのプレイが可能。
ソロプレイでも常時ネット接続が必要。サーバーメンテナンス中はプレイ不可。
ホリデーシーズンに、初期版全部入りの拡張版が発売予定。これから購入する場合はそちらを待って買った方が安いらしいです。
ニコニコの実況動画。ゲームの雰囲気がよくわかる動画です。
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Elite:Dangerous Steamストアページ(購入者レビューあり)
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Youtube:Developerチャンネル・日本語Wiki その1・日本語wiki その2・ナメック星を探せ! 4000億もの星系が登場するSFシミュレーション「Elite:Dangerous」(4gamerレビュー)
・MMOスペースシム『Elite: Dangerous』プレイレポ―広大な宇宙に放り出されて一旗揚げろ(GameSparkレビュー)