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CCPのMMOFPS『DUST 514』がPS3専用で発売決定・
超革新的FPS『Dust 514』とは何か――CCP Games独占インタビュー CCPの新作MMOFPS「DUST 514」がPS3専用タイトルとして発売されることが発表されました。VITAとの連携もあるようです。
発売は来年春予定。
昨日ソニーのカンファレンスで発表されていたんですが、すっかり見落としてたわ…。つかこのゲーム、タイトルがなんか地味なんだよなー…。514とか意味わかんねーしw
こちらのタイトル、最大のウリはCCPのSF-MMORPG「EVE ONLINE」との「世界の連携」。具体的には、EVEのプレーヤーがどこかの星の支配権を求めてDUSTのプレーヤーと契約、やとったプレイヤー(達)が戦闘に勝てば惑星が手に入るという仕組み。
直接ゲームプレイに影響を与えるワケではないけど、バックボーンに人間同士のコミュニティを引き込んだのはEVEのCCPらしいなぁと思います。
ぶっちゃけ連動させる手間と技術に見合うほどの効果があるとは思えないけど、それをやっちゃうところがカッコいいw
正直、日本ではあまり売れない気がしますが、SFとFPSが好きな人なら、押さえておきたいタイトルだと思います。
で、そんな「DUST 514」の開発者インタビューがファミ通に載っているのですが、その中でちょっと気になったのが本作がPS3専用になった理由。
――ソニーをパートナーとする優位点は?
パターソン PCとコンソールゲームを繋ぐことについてオープンな姿勢を示してくれたことが大きいですね。他のプラットフォームは、より閉鎖的でした。また、ビジネス・モデルとして課金システムなどに対してもオープンでした。また対応してくれたソニーの人たちの中にはEVE Onlineをプレイしている人たちもいて、このゲームに対して期待が高く、このようなゲームをプレイステーション・プラットフォームに持ち込みたいという意思表示があったことも大きく影響しています。
――EVE OnlineとDust 514の接続をSCEはどのようにサポートしますか? どちらのサーバーもCCPが運営するのですか?
パターソン 『EVE Online』のプレイヤーと『Dust 514』のプレイヤーはともに共有のスパコンに収められます。『Dust 514』の戦闘は、世界共有の戦闘用サーバーで行われます。これらのサーバーのインフラはCCPのオペレーションチームによって構築されています。
要は「ソニーは料金徴収やサーバー構築を好き勝手にやらしてくれたけど、他は(まぁ360ですよね)そうではなかった」ってことかと。
モンスターハンターフロンティアでも話題になりましたがXbox Liveは基本的に「Liveのネットワークを使ってゲームをする場合はLiveの利用料金を徴収する」という姿勢。つまり月額課金ゲームの場合はLive料金とタイトルごとの課金の二重課金となってしまいます。
FF11やモンハンFは結果として二重課金を避ける形で決着したので、Liveでも単純な月額課金は可能なのでしょうが、漏れ伝わる情報をみるとどちらもMSとメーカーでややこしい交渉があった模様。
今はPCがメイン市場の課金ネトゲですが、今後はコンシューマーへの進出も盛んになってくるはず。
Liveの運用スタイルもより弾力的にしていかないと、遠くない未来において、ネトゲ用プラットフォームからMSのゲーム機だけハズされていくかもしれません。
まぁそれで損する分以上をゴールド課金で儲けるのかもしれませんが。
PSNのサービス停止のときにもちょっと思ったんですが、ネットワークサービスをプラットフォームレベルで完全に囲い込むやり方って、サービスの規模が大きくなればなるほどムリというか不自由さが出てくる気がしますねぇ…
個人的にはいろんな接続方法を併用できるスタイルの方がいいんですが…ビジネスやセキュリティの面で難しいのかなぁ。