『Dont Starve Together』(以下ドンスタ)は、アメコミ調のカトゥーンCGで描かれた世界で繰り広げられる、マルチプレイ対応のクラフト&サバイバルゲーム。
クラフト・サバイバル系のゲームは、大きく2タイプに分けることができます。
一つは、自分の思うように本拠地を大きくしていく、自分好みの家や町を作っていくのが楽しい箱庭系ゲーム。
「マインクラフト」「ドラクエビルダーズ」あとは「スターデューバレー」とか。
「どうぶつの森」なんかもこのタイプですね。
多分、最近はこっちが主流。
もう一つは、生き残るのこと自体が難しく、過酷な環境をどう乗り越えていくかという「ゲーム的な挑戦」を楽しむタイプのゲーム。
最近だと「Frostpunk」とか「The Forest」とか。
あと町作り系ではありますが、「Banished」なんかもコンセプトはこの系統。
で「ドンスタ」は、思いっきり後者。
しかも、難度がけっこう高い。
・すぐにお腹が減って飢え死ぬくせに、食料の確保が大変。
・敵が強いけど、戦闘で減った体力を回復するのが大変。
・素材配置がランダムでかつ偏り上等なので、欲しい素材の確保も大変。
・ソロだと死んだら終わり。マルチでも蘇生が大変。
・初見殺しの敵やイベントがわりとあって、パニくって死んで大変。
とまぁゲーム全体のバランスがわりとシビア。
難度高めのゲームを、試行錯誤しながらクリアしていくのが好きな人にピッタリです。
なお、サバイバルゲーには拠点作りを楽しむ要素を併せ持つタイトルもありますが(マイクラとかConanとか)、ドンスタには、その辺の要素はほとんどないです。
「焚き火」とか「料理鍋」、さらには「柵」や「農場」といった設置型道具&施設はありますが、レイアウトや見た目にこだわるような感じはありません。
ドンスタは、あくまでサバゲ-。
それも何日生き残れたかで一喜一憂できる、チャレンジブルなハードゲームなのです。
見た目がかわいいので「のんびりキャンプを楽しむ系ゲームかなー」なんて思って遊び始めると、思いっきりぶん殴られること間違いありません。
あと、もうひとつ触れておかないといけないのが、このゲームの「不親切さ」。
ゲームの遊び方とか、そういったものの説明がほとんどないです。
Wikiとか見て、最低限の遊び方を調べないと、「何をすればいいか」はもちろん、そもそも「何ができるか?」も分からないレベル。
ある程度慣れてゲームが進んでも、できることが多いのにそれらの説明がまるでないので、これまたWikiなど 「何ができるか? 生き残るために何をすればいいか?」などをいちいち調べる努力が必要です。
ネットで検索して能動的に遊び方を調べることが好きじゃない人は、このゲームに手を出しちゃダメです。
確実に速攻で投げて、金の無駄になるだけだからw。
なお、こちらのゲームは、マルチプレイ対応の「Dont Starve Together」とは別に、シングル専用の「Dont Starve」という製品もあります。
シングル用ということで、バランスがややマイルドになっている模様。
(というか、Togetherがマルチ前提なのでソロプレイだと難度が高くなるともいえる。togetherは難度設定の項目が多いので、いじりまくればヌルゲーにすることも可能…かも?)
僕は人とマルチする「こと」もあったので、Togetherを買いましたが、ソロ専でプレイするのならシングル版を買った方がスムーズにプレイできるかもしれません。
なお、マルチ版にはギフト用にもう1本ついてくるので、友達にプレゼントできます。
マルチとシングルで別パッケージって、ワリと珍しい売り方ですね。
買うときに混乱しがちなので、気をつけましょう。
あ、あと、公式には日本語非対応。
日本語MODはある。Steam Workshopでサブスクライブ可能です。