EAがソニーのゲームをパクってる疑惑が浮上中:ダンテvsGOW3 

 EAから2010年にPS3と360で発売が予定されている「ダンテズ・インフェルノ」。
 ゴシックな雰囲気のファンタジー世界でデカいモンスターとかをボコっと倒していくアクションゲーな模様。模様というのは「興味はあるけど、そこそこなので、画面とかトレーラーまでチェックしてない」からだったりします。

 そんなダンテズ・インフェルノですが、PS3とXBOX360のブログさん、はちま起稿さんにて

「ゴッド・オブ・ウォー3と似ているだろうっていうか、ここまでくるとパクりすぎるだろう」

という記事がアップされています。

『ダンテズ・インフェルノ』がGOWをパクリすぎな件(PS3とXBOX360のブログ)
『ダンテズ・インフェルノ』のゲーム性が、まんま『GOW』な件(はちま起原稿)

 記事を読んだ感じでは確かに似てますねー。動画見た感じだと、雰囲気は多少違う気がしますが、画面構成なんかはソックリ。

Dante's Inferno


God of War 3

 さて、実は僕はゴッド・オブ・ウォーをプレイしたことがありません。
 GOW3とGOW2が同じような画面構成なのか知りませんし、もっと言えばGOW3とダンテのどっちが先に制作していたのかもしりません。
 だからパクリって言われても正直ピンとこない。

 この状態で両方が発売されたら、GOWファンからすれば「パクリふざけんな」って意見が出てきそうですが、僕みたいな「よく知らないユーザー」からすれば

「面白ければどっちでもいいやw」

ってなると思うんですよねぇ…。パクられた方はいい迷惑ですが、それが正直な感想。

 まぁこういうのって程度問題なので、あまりやりすぎちゃうとモラル的にどうなの? ってなりますが、実は「パクリ」って、遊ぶ側にとってはそれほど大きな問題でもないのかなぁ…と思いました。だからこそ許されないコトなのかもしれませんが。
[ 2009/07/27 14:44 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(28)

カプコン:海外で売れるゲームを作るには欧米の真似をしてもダメだ! 

 カプコンのプロデューサー竹内潤氏が講演にて「世界で売れるゲームを作るには」というテーマを語ったそうです。

日本ゲーム業界が復活するには「“まず日本”という考えを止めよう」

「日本向けのゲームはもう古い。これからは海外で売れるゲームを」
 海外市場を意識したときによく言われる言葉です。カプコンは昔からこの路線ですね。
 一方で竹内氏は「欧米的なものを「真似ても」ダメ。大事なのは「面白いゲームを作ることだ」とも言っています。
 以下、記事から一部引用します。

竹内氏によると、国際的なヒット作を作ろうという日本のゲーム開発者は、欧米のテイストをまねようとするのではなく、「面白いゲーム」を作ることに集中する必要があるという。

われわれが開発に費やす全ての仕事は、エンドユーザーの感情にリンクされなければならない

「日本人以外がプレイするゲームを作るためには欧米を理解する必要がある」という考えから脱却する必要があった

「経営と事業の側では、日本でお金になるなら、欧米で売れるのはオマケだという考え方になってしまいがちだ」と竹内氏は語った。「これによってわれわれは、日本でお金を稼ぐという戦略に従うことになり、北米や欧州で成功するようなゲームを制作できなかった」。

「自分たちのゲームは欧米では売れないからと、最初から欧米を完全に無視してゲームを制作している開発者は存在する」と竹内氏は言う。「日本のゲーム市場にとって、とても悲しく危険なことだと私は思う。われわれはゲームを開発する際に、私が冒頭で言及した”面白さ”という理念を思い起こす必要があるのではないだろうか。面白さは国境を越えるものなのだ」
ソース:日本のゲーム業界を復活させるには:(2)(WIERED VISION)

 まったくもってそのとおりだと思います。
 思うんですけど、同時に理想論に過ぎるだろうって気もちょっぴりしちゃうんですよね。

 だって、世界の人が思う「面白い」って同じじゃ無いもの。

 ある程度世界的に共有できる「国境を越える面白さ」もあるでしょうが、同時に「越えられない面白さ」も少なからずあるはずです。
 例えばGTA4がそう。日本人は「道行く無実の人を銃で撃ったり車でひく」って部分に面白さよりも抵抗を覚える人の方が圧倒的に多いでしょう。
 逆にアメリカからしたら10代のロリっぽく見える美少女が世界を救う旅に出るのは滑稽に見えるかもしれません。

 これは良い悪いではなくて嗜好の違いです。
 文化が違うのだから好みが違って当たり前。日本ではRPGが売れてFPSはまるでダメで、海外ではその逆なのが現実なのです。

 洋ゲーは確かに面白いですが、それ以上に日本人は「日本的なゲーム」が好きなワケですよ。日本人ですから。
 インアン、ラスレム、スタオー、テイルズなど極めて「日本的」なタイトルが、国内ではガッツリと売れ、(異論があるかもしれませんが、360の普及台数を考えれば売れたと思います。仮にPS3と同発していれば+50万ぐらいは上乗せできたでしょうし)海外では厳しかったのはそういう部分に起因していると思います

lp20622.jpg
カプコンが製作中の「ロストプラネット2」。
前作は海外でもスマッシュヒットというかむしろ海外の方が売れたはず。
シューティング、キャラがリアル、美少女要素皆無と洋ゲーテイストが盛り込まれていますが、
同時に「人型ロボット」「巨大ボスとのアツいバトル」など日本的な要素も多く見受けられます。
操作性も洋モノとはまるで違いますし。



 竹内氏の言う「まずは日本」という考えが、例えば萌えとかアニメとか美少女いっぱいといった、日本マーケティング的な手法を差していて「日本のゲームはそればっかりだ」ということを嘆いている、というのなら確か利に一理あるでしょうが、でもそういうのを求めている人が多いのも確かなんですよね。
「求められているモノを作る」のって「悲しくて危険なこと」なのでしょうか? 僕には竹内氏が「ハリウッド映画サイコー、日本映画は近視眼的でダメ」と、それこそ視野の狭いことを言っているようにも見えてしまいます。
 ビジネス的にはハリウッド式が一番儲かると思いますが、同時にハリウッド映画って画一的というか「筋がありきたり」って批判があるのも見逃しちゃいけないと思うんです。世界で売るためには可能な限り大きめの共通価値観にしなければなりませんから。
 僕はハリウッド映画も日本映画も並立していってくれるのが嬉しい。竹内氏が「日本的なテイストも欧米的なテイストも両方追求して面白いものをつくるべき」と思っているのなら、僕の指摘は的はずれかもしれませんが、そんなものが両立できるかといえば正直難しいと思います。

bio50919.jpg
カプコン最大のヒット作となった「バイオハザード5」。
こちらも基本は海外的なテイストがそこかしこに散りばめられていますが、
キャラの造形はかなりの「美形」で日本的といえるかも。
GTA4の女キャラとか酷いし、ララだって美人かと言われれば答えに悩む。



 竹内氏はメーカーの人でビジネス考えなきゃいけないから「より大きな市場で商売しなきゃ!」というのは至極最もだと思います。でもぼくらユーザーとしては、小さい市場でもやっぱりそこに特化したものも欲しいんですよね。難しい注文ですけど。
 アジア圏では日本的な作品も人気あるんで、市場が成熟して欧米市場に対抗できるだけの規模をアジアで作れると幸せかもしれませんねぇ…。

 まぁ「海外を変に意識せず面白いものを作ろう」って考えについてはまったく異論はありません。激しく同意。
 カプのゲームはやや海外テイストを意識している気がしますが、他のメーカーの作品で海外でヒットした日本ゲームって、特別海外を意識してる感じではないんですよね。「マリオ」も「ポケモン」も「FF」も「SO3」も。
 竹内氏も言っていますが、日本人が海外で売れるものを作るには「海外とか日本とか考えずに、面白いモノを作ろう!」が大事なのでしょう。でもって主人公を美少女にするか3Dリアルタイプにするかは「よりどこの人に楽しんで貰うか」の選択ってことで。

 すべてのメーカーがカプコンみたいに「これからは世界基準で!」とか考えはじめたり、逆にすべてのメーカーが「日本風アニメ的記号サイコー」とかなったり、どちらか両極端になってしまうと大変です。うまくバランスとってくれることを願います。

 開発費とか必要な性能とかを考えると、携帯がアニメ的タイトルで、HD機は世界向け路線になっていくのかなぁ…。HD機でアニメ美少女キャラゲーの行方がどうなるか、ちょっと気になりますね。
[ 2009/06/22 13:12 ] ゲームいろいろ | TB(0) | CM(16)