サッカーの話。
日本代表の「負け抜け狙いのパス回し戦術」が注目を集めてますねー
いろんな意見があると思いますが、集約すると「勝利はなによりも重要である」か「勝利以上に大事にものがある」か、どちらのスタンスによるか…で意見が分かれるのかなと。
そうなると、「普段からサッカーを見ている人」ほど、時間稼ぎは正当な戦術として許容できて、「ワールドカップぐらいしかサッカーを見ない人」は、時間稼ぎをベストを尽くさない情けない戦術と受け止める気がします。
普段からサッカー(に限らずスポーツ全般)を見ている人ほど、「勝利の重み」を痛感してるはず。
いっぽう、ライトなサッカーファンからすれば、勝ち負けと同じくらい、試合の面白さや選手のモラルも重要ですから、そりゃ意見が異なるのは当たり前だと思います。
というワケで、あの論争は永遠に噛み合わないだろうなとw
ちなみに僕は、サッカーは好きだけど代表戦はあまり興味がないので、あの試合については「突破がかかってれば仕方ないんじゃね? 鳥カゴとかダセーうえに他力本願とか怖すぎだけどw」って感じでしょうが。他人事感全開ですw
ちなみに、同じようなシチュエーションで我が心のクラブであるアーセナルが同じ事をしたら、後ろめたさを感じつつも、「ここは仕方が無いっ」と強引に納得しますけど。タイトル欲しいからね!
いつもやられたら嫌だけど、タマにならヨシ!
ただ「勝利至上主義派」の立場であっても、「サッカーはあくまでプロスポーツ=観客あってのもの」ってのは忘れちゃダメかなと。
たいていの場合、強さ(勝利)=人気なので、勝利を追求することは人気を集めることと等価なのですが、やりすぎるとファン不在になっちゃうことがあります。
エンターテイメント性を無視っても、ついてくるファンはいるでしょうが、やはりある程度の面白さはキープしておかないと、新規が入ってこなくなって、どんどんマイナースポーツ化していくワケで…。
ワールドカップでしかサッカーを見ない人が、あの試合を見て「なんだサッカーってつまんねーな」と思われてしまうのは残念至極。
選手やチームに「娯楽性」の責任を追わせるのは可哀想なので、ルールのほうで「一般人が見て面白くなる」ことを意識すべきじゃないかなぁと思います。
毎シーズン、ルールを微調整するNFLやNBAなどのアメリカプロスポーツは、その辺がスゴいなぁと感心します。