一つ前のエントリでお伝えした「テイルズ オブ ヴェスペリア」のPS3版についての新しい情報が、ゲームサイトに掲載されています。
それらによると、PS3版は「単純な移植でいいのだろうか? という点を熟考した」上で「新キャラクター“パティ・フルール”が追加。さらにメインシナリオ部分をすべてフルボイス化。追加された台本は「前回(Xbox 360版)録ったのと同じくらいの量」になるほどの大ボリュームになる」とのこと。
またGparaには「新たなイベントシーンやサブシナリオも追加される。他にも、PS3版ならではの追加要素も用意されているとのことだ」とあり、追加要素はなかなかのボリュームがありそうです。
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プレイステーション3版『テイルズ オブ ヴェスペリア』の発売が決定(ファミ通.com)
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新キャラ・パティ登場 PS3版『テイルズ オブ ヴェスペリア』発表(Gpara)

フルボイスかー。個人的にはもう一度買おうとは思いませんが、なかなかインパクトある追加要素ではないでしょうか。これでやり込み用ファイナルダンジョンとリタ追加シナリオあたりが合わせて追加されたらグラっとくるかもなぁ…。
ちょっと気になったのは、同記事内のプロデューサーさんのコメントで
「単純な移植でいいのだろうか? という点を熟考した」というモノ。その答えが「いや良くないから一杯追加しよう」となり、新キャラ&フルボイス&追加イベントとなったのでしょう。新規ユーザーへのサービス精神としてはまったくもってけっこうですが、同時に「先に買ったユーザーへのフォローはどう考えていますか?」も聞きたいところ。
釣った魚にエサはやらないじゃないですけど、買った人はほったらかしって正直どうかと思うんですよね。
まぁこの手のことは良くあることだし、ToVに関して言えば、基本システムはそのまま、シナリオも大幅に書き足された完全ストーリー! とかじゃないので、まだ良心的だとは思うんですけど、それでもテイルズのために360ごと買っちゃったような人は、内容がほぼ同じバージョンが出るだけならまだしも、新キャラ&フルボイス版を後から出されると心穏やかではいられないだろうなと思います。
せめて後発版がほぼ同じ内容か、DLCや追加ディスクなどで同じ内容のモノが廉価で入手できればイイんですけどね。
つか360用の追加キャラ&ボイスDLCって出ませんかね? 個人的には「既に360版を買っているけどボイスと新キャラのためにPS3版も買う人」<「新キャラ&新イベント&シナリオフルボイスがDLCで安く買えるなら買ってもいい人」だと思うんだけどな。
まぁ要はFFインターナショナル版はアペンドディスクにして1500円ぐらいで売ってくれってことです。
テイルズ移植エントリで、ファミ通情報のコメントを下さった方、情報提供ありがとうございますm(_ _)m

先週末あたりから噂はでまわっていた「テイルズ オブ ヴェスペリア、PS3に移植」の情報ですが、本日発売のジャンプに記事掲載、およびファミ通ブログで速報が流れました。発売は2009年秋予定とのこと。
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『ヴェスペリア』が PS3 で発売!・
「テイルズ オブ ヴェスペリア」が新キャラ追加でPS3に ヴェスペリアは360のRPGの中でもトップクラスな評価を受けている1本。「気にはなるけどハードごと買うのはなぁ」なんて思っていたPS3ユーザーの方にはかなりの朗報と言えそう。
追加要素として、見るからに子供チックな新キャラが登場するとのこと。ぱっと見は小学生ぐらいですかね。ヴェスペリアは子供キャラが地味に多いワケですが、さらに平均年齢がさがることになりそうですw
僕は360で2周程遊びまして、けっこう好きなゲームだったりします。いつもなら「また完全版かよ!」と文句言いそうですが、不思議となんとも思わなかったり。1年以上たっての発売ということなので、それぐらい間が空けばけっこう平気なようです。あと新キャラが好みじゃないってのもありそうですが。
とはいえ、新キャラストライクな人もいるでしょうし、この後にさらなる追加要素発表とかもあったりしそうな気がするので、できればその辺はDLCとかでサポートしてくれるといいのではと思います。つうかこういう時こそDLCを活用すべだよなー。
移植自体は歓迎すべきコトだと思うのですが、そもそも出すなら同じモノを同時に出して、1年ぐらいたったら追加ディスク出してくれる方がよっぽど健全だし嬉しいんだけどなー。日本では360とPS3のマルチって、すっかり時間差販売が定着して困りものです。
そうそう、あと2chあたりではすでにネタバレ書き込みが見受けられました。けっこう大きなネタも混じっていたりするので、購入を予定している方は気をつけた方がいいかと思います。なんでああいうことするんですかねぇ…。
テイルズ・オブ・
ヴェスペリアのアメリカでの8月売上げが3.3万本ほどであると、海外のゲーム系情報サイトEdgeに掲載されています。
Some hardcore RPG fans are no doubt interested in Namco-Bandai's Tales of Vesperia, the Xbox 360 exclusive entry in the long-running Tales series. According to data from the NPD Group, Tales of Vesperia ranked #58 for the month with 33,000 units sold during the 4 days after its 26 August launch.
あちらでの発売日が8/26。4日で33000とのことですが、ちょっと数字が合わないようなw
まぁ発売日から4~5日と思っておけばよいかと。

さて、この数字どうなんですかね? 2chスレあたりでは「爆死」となっていまして、実際売れていない気がするんですが、アメリカでの売れ方とか知らないんで分かりません。
ちなみにソースとしては疑わしいVGによると初週57000本。同サイトでの他のタイトルと比較すると
MGS4、初週66万・累計132万
FFXI、初週57万・累計183万
ペルソナ3、初週4万9千・累計15万、
FFXIIレヴァナントウィング、初週5万2千・累計29万
ヴァルキリープロファイル:レナス、初週3万3千、累計14万
これらを参考に考えると、だいたい15万~30万の間。FFほどネームバリューはなさそうなんで20万強ってとこですかね~。完全に適当な予想ですが。
ちなみに米アマゾンでの本日の順位は68位でした。
日本での売上げが15万ぐらいとして、アメリカが20万、欧州が10万ぐらいと考えると累計で45万。まぁうまくいけば50万突破でしょうし、伸びなければ35万程度と…。そう考えるとバンナムの「世界での売上げ50万本」てのはけっこうイイ感じの目標設定だったのかも。

ついでにインフィニット・アンディスカバリー。
発売が一番早かった欧州では、UKチャートで新作全機種で19位、360チャートで5位、デンマークでは360のチャートで8位、アイルランドで5位(全機種ではともに20位以下のランク外)となっていました(ChartTrack調べ)
ちなみにVGでの欧州初週売上げは1万6千本。まぁチャートの順位と合わせて考えてもそんなもんじゃないかと。もしくはもっと少ないか。
米AMAZONでも100位以内に入っていなかったりギリで入ったりな模様。レビューサイトでの評価を比較してもToVよりインアンの方が厳しそう。
とりあえず、どっちにしても海外でJRPGを猛烈に売るのは難しそうな数字(>_<) もちろんFFとかポケモンっていう例があるので、メガヒットの可能性は残りますがリスクが高いのも事実。今後も日本向けのゲームをHD機でハデに金かけて作るなら、PS3と360のマルチで作って開発コストを抑える&少しでも多く売るとかしないと厳しそうです。
僕としてはペルソナ4がHDクオリティで遊べれば満足だったり。
アニメ絵グラをHD対応する分には開発費はPS2時代と極端には変わらない気もするのですが、困ったことにPS2時代と比べると市場規模が縮小しちゃってるんですよね…。
PS3が500万台ぐらい売れてJRPGの受け皿になってくれるといいんですけどね。
<関連リンク>
August Sales In-Depth(Edge)