ゾンビをショットガンでぶっ飛ばしたり、倒れたヤツをプチっと踏みつぶしちゃったりするバイオレンスでホラーなアクション「
バイオハザード5」。
当たり前のようにCEROのレーティングは18禁のZ指定なんだろうなと思っていたら、ひそかに17歳以上の「D」なんですね。つかZとDの1歳差の違いってどうやって決めてるんだろ…。※1
気になったのでCEROのサイト行って倫理規定を見てきました。エロとか反社会行為とか思想なんてカテゴリもあったのですが、とりあえず今回は「暴力」系のみチェック。
「暴力表現」の「禁止表現」という項目があるのですが、そこによれば
1:極端に残虐な印象を与える出血表現
2:極端に残虐な印象を与える身体分離・欠損表現
3:極端に残虐な印象を与える死体表現
4:極端に残虐な印象を与える殺傷表現
5:極端に残虐な印象を与える恐怖
以上5つがあります。
んー、これだとちょっと分かりにくいというか、かなり曖昧ですねぇ…。
僕はこいうった規制の縛りにある程度弾力性を持たせるのは悪くないと思うんです。がっちりさせすぎると融通効かないですから。
ただ
バイオハザード5はDで
LEFT 4 DEADがZだと言うのなら、どういう違いで差を持たせたのかは公表すべきだと思います。そういうところをハッキリさせないと、極端な話、審査した人がどう感じたかでレートが変わるってことになりかねないし。
以前も言いましたが、レーティングシステムをしっかり運用していくには、まずレート適用の基準をある程度クリアにする、例えば「手足が飛び散ったらZ」「死体から血が飛び出るだけならC」とか。
その上で「年齢制限が厳格に運用されるように、販売システムを確立させる」のが重要だと思います。今だと高校生がZ指定のゲーム買うの簡単ですしね。
未成年に過激なゲームをやらせないという部分はまったくもって賛成なんですが、なんかそれ以上に「世間から叩かれそう・話題を集めそうなヤツは隠しちゃえ!」って感じがするんですよね。
まぁCERO自体業界自粛団体で法的拘束力があるわけじゃないですから「叩かれる前に自粛」って側面は仕方ないのかもしれませんが、もうちょっとスマートなシステム運用をして欲しいなぁというのが正直なところです。
CERO公式サイト 「CERO倫理規定」から規制についての文書が読めます
バイオハザード5公式サイトLEFT 4 DEAD公式サイトWikipedia:CERO 末尾にレーティングごとの対象ソフト一覧へのリンク有
※1
さらに東京都をはじめとする地方自治体の要請から、「18歳以上のみ対象」の区分を新たに設けた。この区分が与えられたゲームソフトについて、その年齢に満たない者への販売及び頒布の禁止を命ぜられ、青少年保護育成条例においても有害図書扱いとされるようになった。それ以外の区分についてはこれまで通り対象年齢に達していなくても購入することができる。
(Wikipedia「CERO」より抜粋