「ゼルダの伝説 風のタクトHD」クリア&感想。GC版とほぼ同じ"移植作" 

「ゼルダの伝説 風のタクトHD」をクリアしました。
 仕事がらみなので攻略本見ながらですが。

 風のタクトはGCの時にクリアしてまして、当時は

 大絶賛

 したのをよく覚えています。
 買うまでは否定的だった猫目リンクたちも、いざ遊んでみると実にいい味でてましたし、何よりディズニーインスパイアなアートディレクションや、アニメ的でアーティスティックなエフェクトが素晴らしかった。

 また大航海時代やATLASなど、海系ゲームが好きな僕にとて、舞台が大海原で、船にのって自由に航海しながら、さまざまな旅を冒険するというのも魅力的でした。


 一方で、世間の評価はあまり芳しくなかった印象です。
 日本でゲームキャラというとアニメ系が中心なわけで、そんな中で、あの猫目なキャラデザインは異質すぎ。
 また、ゲーム内容も僕は楽しかった大航海冒険シーンも「だだっ広い海を延々移動しなきゃいけなくて苦痛」という声が大きかったようです。

 そんな風のタクトが、このたび晴れてHD化!
 WiiUという最新機種でどのように生まれ変わったのか興味を引かれるところです。




 なにも変わってませんでした。


 HD化してるんですけど、正直アニメ絵のゲームってHD化の恩恵少ないですよねぇ…。

 今回、GCをひっぱり出して比較したワケではないので、たぶん並べて比べれば間違いなくHDの方がきれいなんだと思います。
 たとえばテイルズもヴェスペリアのHDグラフィックは、それまでのSDグラフィックと違って、あきらかにクオリティの違いがありました。
 ヴェスペリアやってからPS2のアビスやると、そこそこガッカリしましたから、この風のタクトもWiiU版やってからGC版やったら、多分がっくりすると思うんです。

 でも、第一印象的な部分では、「あんま変わなんねーな」というのが正直なところ。
 HD化によって感動的な変化は感じられません。

 もちろん、細かい部分ではいろいろチューンされています。
 パッドを使ったアイテム操作やマップ表示は実に便利。
 かって「かったるい」と非難囂々だった船での移動には「倍速モード」と「自動風向き変更モード」が追加され、海の移動が思いっきり楽になりました。
 その他、くどかった演出がシンプルになっていたり、作業的だったイベントが簡略化されたりしています。
 やり込み用ということで、ハードモードも追加されています。

 「遊びやすさ」という面では大きな進化があるのは間違いありません。


 反面、ゲームの本質的な部分はまったく同じです。
 追加エピソードもダンジョンも、もちろん新キャラもいません。
「リメイク」というより「移植」という言葉がぴったりくる印象です。


 もともとアクションゲームに定評のある任天堂ですから、難度と見返りのバランスが絶妙で、微妙にイラっとさせつつ、それゆえに成功したときの嬉しさは、他では得難い物があります。
 シンプルでありながら、解いていて楽しいパズル的なしかけも、さすがゼルダといえます。

 そしてあの、「唯一無二」と言えるオリジナリティあふれるビジュアルが、さらに風のタクトを特徴的なタイトルにしています。
 あのビジュアルが楽しそうに見える人…エピックミッキーにワクワクしたり、アンティークなディズニーアニメに凄みとアートを感じるようなタイプの人には、アクションアドベンチャーとしての質の高さとあいまって、すばらしいゲームとなり得るでしょう。

風のタクトHD 公式紹介動画


風のタクトHD 公式 GC & WiiU 比較動画


 一方、すでにGCで遊んだ人にとっては、アーカイブ的な意味しか感じとれないかも…。
 10年前のゲームですから、懐かしみながらリプレイするのも十分ありでしょう。
 大のゼルダフリークであれば、内容がほぼ同じでも、細かい差を見比べるだけで楽しめるかもしれません。
 
 しかし、そういった明確な覚悟なしで、完全版や追加要素的なものを求めて買おうというのであれば、まったくオススメできません。

 もし僕の友達がタクトプレイ済みで、HD版の感想を聞かれたら「GC版をWiiでリプレイすれば十分じゃないかな」って答えます。



 個人的には風のタクトは素晴らしい名作だと思いますが、このHDはどういうポジションなのかなーと少々唸ってしまうのも確か。

 正直、バーチャルコンソール的なタイトルでしかないし、そういったタイトルをフルプライスで大々的に宣伝して売るのってどうなんだろう…と思ってしまいました。

 WiiUのゲームが日照ってるだけに、どんなタイトルでも投入した方がよい、完全新作を作っている余力が無い以上、あるものを使って、少しでもラインナップを充実させた方がよいにきまっている…そんな見方ができる一方で、ラインナップが貧弱で1本1本に注目が集まってしまうからこそ、出すタイトルのクオリティはしっかりすべきという見方もできるかもなぁと考えてしまいました。


 ちなみに、初週販売本数は3万本だったそうです。ま、妥当なところですよね…。5万売れるワケないと思ったもん…。
 もともと海外販促用アイテムなのかなぁー


 と、最後はネガティブになりましたが、純粋にゲームとしてみれば「風のタクト」はすばらしく楽しいです。まさに安心の任天堂クオリティ。
 アクションアドベンチャーが好きなら一見の価値はあると思いますよ。

ゼルダの伝説 風のタクト HD
任天堂 (2013-09-26)
売り上げランキング: 83

[ 2013/10/06 23:06 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(10)

3DS用にリメイクされた『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が6/16に発売決定 

「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」を6月16日に発売 3DS起爆剤に

 これはやりたいなー。3Dでやったらスゲー楽しそう。

『時のオカリナ』は1998年にニンテンドー64で発売されたアクションアドベンチャー。非常に評価の高いゲームで、年寄りゲーマーの中では歴代神ゲーとしてランキングしている人も多いのではないのでしょうか。
 僕にとっても歴代TOP10の中には入ってくる1本です。
 なんていうか「解く楽しみ」と「物語」の両方を満喫できるゲーム。




 ただ、だからといって記事のような「起爆剤」になるかって言われると、良くわからないですねぇ。
 おっさん世代にはけっこうな破壊力があると思いますが、若い人には良くわからないでしょうし、「リメイク」ってのが多少のネガティブ要因にはなりますし…。
 そもそも日本では、ゼルダシリーズの売上げって任天堂タイトルとしては「それなり」な感じなんだよな…。海外ではすごいらしいけど。

 つか3DSのゼルダってSkywardと勘違いしてたわ。あれはWiiなのね…。
[ 2011/04/13 16:18 ] ゲームニュース | TB(0) | CM(4)