「ELITE DANGEROUS」の金策いろいろです。
ただ、このゲームは、ゲームメカニズム的な面から考えると、「お金稼ぎ」しかすることがありません。
お金をどう稼ぐかという行為そのものを楽しんで欲しいゲームなので、効率だけを追求してお金を稼ぐことに囚われるのはあまり推奨できません。
とはいえ、何をするにもそれなりの時間がかかるこのゲーム。
「お金がなかなか貯まらない→好きな船に乗れない→嫌々金策を続ける→飽きて止める」
のバッドループにハマるのももったいないところ。
「やりたいことがあるけど、そこまでお金をためるのがキツい」という方のための効率金策ガイドとなっております。
なお、各ミッションの概要ややり方は説明しません。
その辺りは黒Wikiをはじめ、すでに有用な解説サイトがいくつかあるんので、そちらをどうぞ。
序盤金策その1 戦闘
ゲーム開始後の目標としては、「Cobra MK.III」あたりが妥当なところ。
本体20万+カスタマイズ費と爆散保険代を溜めることをめざします。
おすすめは「治安部隊が賞金首を攻撃しているところに便乗して、賞金のおこぼれをもらう」です。
現在の賞金稼ぎの仕様だと「賞金は働きの多寡にかかわらず、全員に等しく支払われる」ため、沈没寸前のWANTEDに数発パルスレーザーを叩きこめば、賞金満額をゲットできます。
賞金おこぼれ作戦のためには「賞金首がいる場所」でかつ「治安部隊がいる場所」が必要です。
治安部隊は、星系のセキュリティが「HIGH」のほうが強力になりやすいです。とはいえ、HIGHでなくても出現するので、そこまで拘る必要はありません。
賞金首がよく湧くのは、恒星近くに設置してある「Nav Beacon」付近か、小惑星帯orアステロイドベルト付近にある「RES(Resource Extraction Site)」です。
NAVのほうがRESよりも安全(弱い敵が多い)です。
さらにRESは、危険度が低い順に「RES[LOW]→RES→RES[HIGH]→RES[HAZARDROUS]」と分類されます。もっとも危険なHAZARDROUSには治安部隊がいないので、弱いウチは近寄らないのが無難です。
初心者のうちは無印RESあたりまでがオススメ。もちろん的確におこぼれをもらえる腕があるのであればHIGHまで出張ってもかまいません。
なお、RESは小惑星やアステロイドベルトにある程度近づかないと、天体リストに出現しないことがあります。
また、小惑星やアステロイドベルトであれば必ず出現するというものでもありません。
RESは「Refinary」の星系で見つけやすいので、ギャラクシーマップでシステム情報をチェックしてから探しにいくといいです。
(気にせず適当にブラブラしながら、小惑星を見つけたら近づいて探すってのも悪くないですが。)
賞金稼ぎをしながら、海賊退治系のミッションを受けることで、収入を底上げすることができます。
ただし、傭兵系のミッションはイリーガルなものが混じっていたり、敵が出にくい場所を指定したものも発生するので、初心者のうちは混乱のもとです。
序盤では「気がつけば受ける」程度でいいと思います。
(なお、金策サイトなどで「複数の退治系ミッションを受けておくと、1機撃墜すると全ミッションでカウントされる」と書かれていることがありますが、仕様変更で不可能になりました。今は、5機撃破と10機撃破のミッションを受けたら、15機倒さないとダメです)
このコバンザメ作戦でいちばん怖いのは、「治安部隊への誤射」です。
賞金首と治安部隊が密集しているときに攻撃すると、治安部隊に流れ弾が当たりがちです。
一発でも誤射すると、怒り狂った治安部隊が問答無用で攻撃してきます。
あっという間に撃沈されるので、誤射はダメ絶対!
敵と味方が近づいたときは、攻撃を完全ストップしましょう。
また、賞金はでかい船の方が高いです。
出現する船の種類はランダムですが、ある程度の法則性がある模様(体感)。
小さい船ばかりで大きい船が出てこないときは、ログアウト&ログインをしたり、いったんスーパークルーズで離脱したりすると、出現テーブルが切り替わるようです。
序盤金策その2 コミュニティーゴール
序盤の収入規模から考えると、コミュニティーゴール(CG)の報奨金はとても高額。
とくに戦闘系CGは上位75%で数100万、50%や25%になればもっともらえます。
上位75%程度であれば、集中的に参加すればCobraやViperでも充分にクリアできる範囲です(50%もそれほど難しくはないはず…)。
うまくすれば、一気にASPeあたりを買えてしまうので、チャンスがあればぜひ参加しましょう。
最序盤その3 配達系で稼ぐ…?
戦闘以外では、配達系のミッションをこなすのが定番です。
「データ輸送を受けまくって恒星から遠目の星へ運ぶ」or「密輸」がワリがよい感じでしょうか。
とはいえ、時間効率で言うと戦闘の方が手軽だと思います。
ただし、配達系でも、REPUTATIONを上げて恒星から遠い星へのデータ輸送を大量に受注することで、時給数100万を達成することは可能です。
が、そもそもREPを上げるのが面倒ですし、遠い星への移動は妨害者からの襲撃を受ける可能性も増えるので、ある程度慣れるまではオススメできません。
また、配達系金策&ランク上げの定番として、このあと紹介する「CEOS→SOTHIS便」も、序盤から行えます。
が、CEOSがSOLから400LY以上という遠距離にあるため、序盤に乗れるジャンプ距離が短い船で行くのが超面倒なので、オススメはしていません。
ただ、どちらも戦闘よりも効率的に稼げる可能性もあるので、リスクや手間を承知でお試ししてみるのもよいかもしれません。
中盤以降の金策について
「Cobra MK.III」を入手したアナタは初心者卒業。
Cobraは非常に汎用性の高い機体で、海賊退治から交易、採掘、探査まで、たいていのことはそれなりにこなせます。
なので、やってみたいことにちょいちょい手を出して、ELITEの世界を堪能しつつ、ステップアップ用のお金を貯めていくといいでしょう。
Cobraの次の目標としてよく名前が挙がるのは、「ASP Explorer」通称ASPE。
ジャンプ距離が長いため銀河を飛びまわりやすいうえに、搭載可能装備の幅が広くて、輸送から探索までなんでもこなせる万能船舶です。
FSDを最上級の1個下の「5B」で我慢すると、本体とカスタマイズ費合わせて850万ぐらい。最長ジャンプを狙って「5A」にすると1200万かかります。
けっこうな額なので、もしCobraで地道に稼ぐのに我慢できなくなってきたら、下記の金策をオススメします。
中盤金策その1 「CEOS←→SOTHIS」でデータ輸送&旅客業
データ輸送
CEOSとSOTHISは、SOLからおよそ400光年離れた場所にある有人星系。
人がまばらにしか住んでいない辺境の地にもかかわらず、CEOSとSOTHISの2つはわずか9光年という近さ。
(ちなみにその次に近い星系はRobigoで52光年、その次はAlmagestの103光年。この2つの特別さが分かるというものです。) さらに、存在するステーションがCEOSに1つ、SOTHISに2つしかありません。
結果、「1ジャンプで行き来できる場所にあるステーションが3つしか存在しない」ため、この界隈で受けられるデータ配送ミッションは、ほとんどが互いの星系が目的地のものばかり…となっています。
データ配送は大量に受けることが可能なので、10個以上のミッションを簡単にクリアできます。
データ配送ミッションの報酬は、そこまで高額ではありませんが、いちどに10個以上受けて数分でクリアしてしまえば、時給はかなりのものになります。データ配送だけで時給100万越えも余裕で狙えるはず。
(多分…。僕は旅客ミッション併用したので、配送単体の時給がよく分からない…orz) さらに、ミッションをくり返しこなしていると、REPがモリモリ上がっていくので、より効率のよいミッションが出現するようになり、おまけに連邦のREPとRANKも上昇していくというオマケつき。
金策とRANKを上げをまとめてできる、すばらしいポイントとなっています。
観光業
CEOS-SOTHISがすばらしいのは、データ輸送にくわえ、旅客で儲ける手段も用意されていること。
データ輸送で充分にREPを上げると、CEOSから出発して、SOTHISにある「SERIUS ATOMOSPEHRICS」という観光スポットを回って戻ってくるという、ミッションが次々と出てくるようになります。
こちらはだいたい1つ50万以上だったはず(うろ覚え)。
リッチツーリストが対象となるので、1つのミッションにつきキャビンが1つ必要。
運ぶ人数はそれほど多くないので、ビジネスかリッチのキャビンを積めるだけ積んで複数輸送するとよいです。
CEOSから観光ポイントまでは短距離飛行なので、海賊に襲われるリスクは低め。
TYPE7あたりにCABIN積めるだけ積んでおくと、けっこうな時給になります。
TYPE7がムリなら、サイズ5のUTILITYを搭載できる船ならなんでもOK。ASPeなら6✕1、5✕1。Keelbackが5✕2積めます。
なお、観光ポイントは、観光ポイントをちゃんと選択しないと(箱コンなら観光ポイントを正面にして、Y+↑)スキャンできません。
左側コンソールで行き先指定しただけだと選択したことになっておらず、スキャンできないので要注意です。
(僕は、それに気づかずに1時間ぐらい悩んだorz)長距離輸送
E:Dでの輸送系ミッションは、「配送先のステーションがジャンプした恒星から遠くにあると、ミッション報酬が上昇する」という仕様のようです。
つまり、同じ星系にあるステーションでも、ジャンプアウトした場所から数分でいける場所に届けるものは安く、10分とか15分クルーズしないと届かないような場所にある星系だと高くなる、ということです。
この仕様を利用して、遠くにあるステーションにデータ配送や旅客運輸を行うと、時給にして数100~数1000万を稼ぐことができます。
詳しいやり方は下記のブログ様でどうぞ。とても分かりやすく解説してくれています。
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Elite:Dangerous-現状最強金策の旅客ミッションを効率よく回す方法 ざっくりまとめると
- EDDBを使って「星系内にステーションが1つだけで、そのステーションが恒星から40万光秒ぐらいの場所にある」星系を探す。
- ギャラクシーマップを使って、1で見つけた星系から荷物満載1ジャンプで飛べる範囲内にあり、かつ人口が多い場所を探す。
- 1と2の間をピストン輸送。
となります。
僕の場合、REPがマックス状態だと、データ輸送が1つ20万~90万crぐらい、20人以上運ぶ旅客ミッションが500~1000万ぐらいでした。
エコノミー32人ビジネス32人仕様のPYTHONだと、時給で3000万~5000万ってところでしょうか。
僕が選んだ場所だと、旅客をこれ以上集めるのが大変だったのでPYTHONで充分でしたが、たとえば「受ける側のステーションが多い場所を探す」などすれば、Anacondaでフル輸送なんてことも可能だと思います。
実際にやってみると、よりよい条件を具体的に思いつけるようになるはず。
理想の稼ぎポイントを求めて、条件を微調整しながらサーチしていくのも楽しいと思いますよ。
これ以外
僕が知っている範囲だと、上記の2つの効率が圧倒的です。とくに2つめの長距離旅客&データ輸送は圧倒的。
ただ、効率をそこまで重視せず、時給数100万でよいのなら、どんな方法でも稼げます。
戦闘なら、RESで大型船狙いの賞金稼ぎか、CZで敵機を片っ端から堕としまくって荒稼ぎ(CZの方が撃墜数の稼ぎやすさは遙かに上だが、リスクも高い)
交易であれば積み荷を多く積める船を用意してのルート貿易。
探索であれば、1時間ぐらいじっくり詳細スキャン。
採掘なら、装備を調えてレア鉱石掘り。
などなど、手段を限定せずに稼ぐことが可能です。
急いでお金を集める必要がないのであれば、好きなことをやって地道に貯めていくのもいいかと。
とくに探索系は、ASPe買ってフルカスタムすれば大概のことはできるので、あまり金策に血眼になる必要ないですしね。
とりあえず、時給が10M以上あれば、Anaconda購入もぐっと現実味を帯びてくるはず。
巨大船を操るCMDRとして、宇宙を駆け巡ってください。