格闘+SLGなインディータイトル「AZTEZ」レビュー。良作だが決め手に欠ける…かも? 

 epicで無料配布していた「AZTEZ」というゲームを遊んでみました。

 ゲーム内容はシンプルな格闘アクションに、シミュレーション的要素をくわえたもの。

 ゲームはターン制で進み、ターンごとにさまざまなイベントが発生。
 イベントが発生した拠点を選択すると、シンプルな格闘ゲームパートに移行。
 そこで勝利すると、イベントクリアとなり、さまざまな報酬が得られる。

 自国の兵士がいなくなると滅亡となりゲームオーバー。
 国が滅ぶまでに、どれだけのスコアを稼げたかを競う、スコアアタック的ゲームとなってます。

 格闘ゲーム部分は、ストリートファイターとか鉄拳と比べるとさすがにシンプルだけど、それでもガードにパリィ、カウンターに打ち上げからの空中コンボなど、かなりの要素が詰め込まれた、なかなかの本格派バトル。
 コントローラーにもキッチリ対応していて、気持ちよく敵キャラをボコれて楽しい。

 またビジュアルがほんとによくできてて、キャラデザはもちろん、キャラの動きもいい感じ。
 モノクロの世界に真っ赤な血飛沫が弾ける様はとても鮮やかで、見てるだけで楽しいです。






 と、丁寧に作られた、悪くないゲームではあるのですが、トータルで評価すると「お金を払ってまで遊ぶかというと微妙」というのが正直なところ。
 悪くはないどころか、むしろ良ゲーであるとすら思うのですが、「同じ値段を払うなら他にもっとおもしろいゲームがありそう」なんです。

 そう、けっしてつまらなくはない。
 ビジュアルはセンスがあり、格闘アクションもほどよく爽快。
 スコアを稼ぐための仕組みにも一工夫あり、攻略方法を考えながらの「繰り返しプレイ」もできる。

 全体的に隙が無い。

 ただ、「このゲームならでは」の突出した部分が少なくて、プレイするモチベが続かなかった。

 本作のメインは格闘パートだと思うんですが、格闘ゲームとして遊ぶなら、セール価格で安く購入できる『ストリートファイター』なり『鉄拳』なりを選んだ方が「濃い時間」を体験できると思うんです。

 じゃあ、格闘とSLG要素を組み合わせたことで、このゲームならではの体験ができるか? と言われると、正直そこまでの相乗効果は感じられない。

 小さく綺麗にまとまっていて、クセがなさすぎ…とでもいうのかなぁ…。


 ただ、よくよく考えると、これは僕が「カジュアルなゲームを遊ぶなら、その時間を重いゲームにつっこみたい」というタイプだからであって、「ちょっとした時間に手軽にゲームを遊びたい」というカジュアル指向であれば、むしろ非の打ち所がないタイトルなのかもしれません。




 しかし、このゲームの出来で「この値段でこの内容なら、他のゲームをおすすめするかなぁ…」と思えてしまうって、今のPCゲームのタイトル充実度ってハンパないですよねぇ…。

 コンシューマー機に市場を制圧され、海外直輸入タイトルをラオックスやカオスあたりで吟味していたPCゲーム暗黒期が嘘のようだw


[ 2020/02/19 03:57 ] ゲームレビュー | TB(0) | CM(0)