最近ネタもないので、ゲームレビューの評価集計サイトmetacriticに頼ってみました。
というわけで2013年8月10日時点での「レビュースコアの平均が90点を超えたゲーム」5本を紹介します。
metacriticは海外サイトなので、発売日および評価は海外基準(基本北米だと思いますが、適当に欧州も絡んでいるかも)。
DLC、スマホ系ゲームは除外しています。
条件検索かけただけなので見落としとかあるかもしれませんが、そこは生ぬるくいきます。とりあえず「高評価タイトルチェック用」ってことで。
第5位 91点
Dragon's Crown
PlayStation Vita|2013/8/6発売
先日発売され、ゲーマーから高い評価を受けた「ドラゴンズクラウン」がランクイン。
こちらはVita版のスコアで、PS3版は83点でした。Vitaは評価数が少ないので、今後スコアが大きく変動するかもしれません。
ユーザースコアは34評価で9.4(PS3版は75評価で8.8)とかなり高めです。
日本産アクションゲームのクオリティの高さを見せつけて、海外での日本ゲームファンをどんどん増やしてほしいですw
第4位 91点
FezPC|2013/5/1発売
同点ですが、レビューの多さでこっちを上位に。
ただし通常スコアは11評価の91点ですが、ユーザースコアは424評価で6.3とかなり下がります。
Xbox360のLIVEアーケードより移植された、ドット絵によるアクションパズル。
Steamにて$9.99。対応言語には日本語の表記もありました。ちょくちょくセール対象にもなっているようです。
ファミ通のレビューは
コチラ。
第3位 92点
Fire Emblem: AwakeningNintendo 3DS|2013/2/4発売
「ファイアーエムブレム:覚醒」がまさかのランクイン。
作業的なレベル上げがあるところとか、アニメ絵なキャラクターゲーなところとか、けっこうベタなストーリーとか、中身は思いっきり日本的なゲームだと思うんですが、ずいぶん好意的に受け止められているんですねぇ。
まぁストーリーはベタとはいえ、しっかり錬られていますし、レベル上げもいろんなパターンを用意することで作業好きからライト層まで幅広く対応したのがよかったのかもしれません。
キャラも立ってますしね。我が家の3DSではルキアセレナの2TOPが大活躍です。フラヴィア姉さんがどうして出てkrnふck
ちなみに9.2というスコアは歴代3Dタイトルの中で、ゼルダ時のオカリナ、洞窟物語につづいて3位。
海外だと3DSのタイトルは低く見られる傾向があるのですが、その中でこの数字は頑張ったのではないかと。
なお、ユーザースコアも評価数441で9.2と非常に高い数字となっています。
第2位 94点
BioShock InfinitePC・Xbox 360・PlayStation3|2013/3/26発売
94点はPCとPS3。360は93点。ユーザースコアはPC・360が8.5、PS3は8.4です。
今年前半の最大の注目作となっていた本作ですが、スコアの方もその期待に応えるだけのものとなりました。
驚いたのはユーザースコアの評価数とその高さ。
PC版はなんと4212もの評価があり、PS3と360もともに1000を超えています。
にもかかわらず8.5をマークしたのは、総合的に高評価を与えられていると思われ。
正直、あれだけ深いというか、テーマ性の高いストーリーでありながら、幅広い層からまんべんなく高い評価を得ているのはスゴいと思います。テーマ性が高いとどうしても賛否両論でやすいですから。
好き嫌いを超えて「納得できる話」になっていることや、テーマを抜きにしてミステリアスな部分を楽しめるのが良かったんだろうなー。
しかしPC版の反応数は多すぎるw
PC版はSteamで買える&予約セールやキャンペーンセールを積極的に展開していたこともあり、売上げが伸びたのかと。
これ、コンシューマ版とPC版の売上げ比率ってどうなってるのかな? コンシューマー版は北米で400万突破したらしいですが…。PC版が売れて、今後のPCゲーム市場のさらなる活性化につながってくれると嬉しい。
ちなみにStemaなどの海外サイトで販売しているPC版も、吹き替えありの日本語対応。Xboxコントローラーにもデフォ対応なので、コンソール版と同じ感覚でプレイできます。
セールで安くなってたら手を出してみるのもいいかとw
第1位 95点
The Last of UsPlayStation3|2013/6/14発売
ノーティの新IPが貫禄の1位。
通常スコアは評価数95での95点、ユーザースコアも3111もの評価を集めつつ9.1という驚きの高得点となっています。
まさに誰もが認める高評価。
基本シングルプレイのキャンペーンを楽しむゲームなので、そこで高い評価を得ているということは、ストーリーの完成度や、全体的な見せ方が素晴らしいのでしょう。
僕はゾンビ系・ホラー系のゲームがあまり得意ではないので未購入なのですが、そんな僕でも「そのうち遊びたいなぁ」と思うぐらいなので、苦手じゃない人からすれば、文句なしに楽しめそう。
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【おまけの雑談】
しかし、バイオショックやラストオブアズの高評価を見ていると、これからは「テーマ性の高いストーリーを、いかにハイクオリティな演出で見せていくか」ということにこだわったタイトルが注目を集めそう。
ゲームを「大人の娯楽」として考えると当然の流れなのかもしれません。
不安なのは、日本のゲームはそっち方面への進化がほとんど見られないといことなんだよなぁ…。
日本製ってテーマ性が高くなると、どうしても中二的になったり、押しつけがましくなったりする気がしますよ…。
SCEあたりは、過去のタイトルを見るとけっこう可能性を感じるのですが……今後に期待。
一方で、評価されている日本ゲー2本は、どちらも日本らしいタイトルだと思うんです。
FEはキャラゲーで育成を楽しむという、まさに日本的お約束タイトル。
S-RPGってジャンルなんか、個人的には「和ゲーの象徴」みたいなモノだと思いますわ。
ドラゴンズクラウンはドット絵によるビジュアル(エロス含む)へのこだわり、ベルトアクションというシステムへのこだわりを見せつけている、職人芸的なタイトル。
洋風なテイストも漂わせていますが、根本的には国産ゲームの伝統みたいなものをたっぷり持っている印象です。
つか、これが海外から出てくるのを想像できないw
評価が高ければ売上げが上がるわけではないですが、売上げを伸ばすためにはメディアやユーザーから高い評価を受ける必要があるはず。そして、日本のメーカーが、欧米で高い評価を得ようと思ったら、ある程度「日本らしさ」を活かしつつ、欧米で受けるタイトルを目指した方が近道な気がします。
単体でミリオンが可能な「日本市場」という大きなバックボーンだってあるんですしね。
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海外はFPSばっかりでユーザーも飽きつつあると言われているからね。
FEもドラクラもそんな隙間を狙った素晴らしいタイトルであると思う。
キャラゲー&エロスは日本の最大の武器であることは確認できた。
この辺りに日本のゲーム企業の活路があると思う。
ドラゴンズクラウンのPS3とVitaの評価の違いは操作性によるものかも知れません
Vitaでは直接画面にタッチするだけでいい物がPS3は右スティックでカーソル移動
L1で決定(タッチ)というVitaに比べると面倒でやりにくい物になってますから
タッチ画面は入力デバイスとしては便利ですよねぇ。
タッチ+スティックの組み合わせって、ゲーム機としては完成形のひとつかもしれないなー。
据置だとタッチ入力難しいし…。Uはタブレットだけど、どうしても視線が外れるから、3DSやVitaと比べると、ちょっと使いにくい。
ヤマダポイントでVita買おうかなぁ…悩むわ。
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